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2022/04/02 21:24~


◆本能寺の変の真相。キリスト教禁令は人身売買防止のためだった?

皆様、いつもご覧いただきありがとうございます。

今日は、初めて、日本の歴史についての考察をお伝えしたいと思います。

  1. はじめに
  2. 日本に来た二つのキリスト教・勢力
  3. カトリック宣教師の役割
  4. 織田信長とカトリック宣教師の関係
  5. 本能寺の変の真相
  6. 秀吉のバテレン追放と徳川幕府のキリスト教禁令
  7. おわりに

です。どうぞよろしくお願いいたします。


***
< 1. はじめに>

豊臣政権や徳川幕府によってキリスト教禁令が発せられたことは、皆様ご存じのことかと思います。
しかるにそれはなぜなのか?という点については、従来、自己の統治に差し支えるため、といわれてきました。

確かに現世に拘泥しない教えに帰依する人たちは、怖いもの知らずなところがありますので、為政者にとっては非常に厄介な存在という側面があることは、一向一揆の例を見るまでもなく理解できるかと思います。

一方でそれが本当の理由なのであれば、他のそのような(過激な)宗教も禁止されてもおかしくはないはずですが、実際にはキリスト教だけが禁止されたのです。不思議ですね。

なぜなのか理由について、ずっと考えていたのですが、トランプ政権発足以降、人身売買の被害者(主に子どもたち)を救出していることを目にして、キリスト教が禁止された本当の理由は別のところにある、即ち、人身売買防止が目的なのでは?と最近わたしは、考えるようになりました。
そう考えると、色々と辻褄があうように思えるのです。





< 2. 日本に来た二つのキリスト教・勢力>

戦国時代末期から徳川幕府による鎖国令に至るまでの間の歴史を紐解くと、最初にポルトガル・イスパニア勢(カトリック)、次いでイギリス・オランダ勢(プロテスタント)がわが国にやってきたのは、皆様ご存じのとおりです。

現地に上陸すると最初に通商を求めたのは、いずれの勢力にも共通する点ですが、ポルトガル・イスパニア勢は、通商の次に布教の許可を求め、これが受け入れられた国には宣教師を、多方、受け入れなかった国には、艦隊をそれぞれ派遣して、支配を進める、というパターンで世界に進出していきました。

遅れて世界進出に加わったイギリス・オランダ勢は、カトリックから自らの信仰独立を謳ったプロテスタントが基盤ということもあり、宗教による領地拡大より市場拡大を求めて我が国へやってきたという点で大きな違いがありました。





< 3. カトリック宣教師の役割 >

最近NHKでおよそ45年ぶりに「黄金の日日」という大河ドラマの再放送が行われており、これも何かの縁を感じましたが、その中で触れられていたのは、ポルトガルやイスパニア勢による商いとして「人買い」というものが行われていたということでした。

当時の社会環境を踏まえると、神の前には平等と唱えるキリスト教は、抑圧されがちな当時の女性にとって、さぞ魅力的に映ったことでしょう。劇中でも又当時の記録からも、当時こうした教会には、こういった信仰のために集った女性が多かったことがわかっています。

他方で、女性たちを信仰の名で拐かす者たち、たとえば原田喜右衛門のようなキリスト教信者を装いつつ「人買い」を行う商人も当時跋扈していました。

布教のため、商人たちと一緒に同行していたカトリック教会の宣教師達が各地に開いたセミナリオや教会が、このための隠れ蓑として使われていたことは、現代も牧師による性犯罪が教会を隠れ蓑としてよく起こっていることを踏まえれば、十分あり得るものと考えられます。

やはり日本人女性を奴隷として輸出するというおぞましいことが行われていたのは間違いないようです。※4.参照





< 4. 織田信長とカトリック宣教師の関係 >

当時カトリックの教えは、西日本を中心に広まりつつありましたがその理由として、各地の戦国大名たちが貿易の利を求めて布教を許したからで、キリシタン大名として有名な「大友宗麟」や「大村純忠」「有馬晴信」「高山右近」「蒲生氏郷」などが知られています。

カトリック宣教師たちは、これら大名たちの歓心を得るために、布教の見返りに南蛮貿易の利益や武器・弾薬(特に当時日本で生産できない硝石は羨望の的でした)の援助などを提示していました。

カトリック宣教師たちからの接触を受けたその一人に織田信長がいました。

彼自身は入信しなかったものの、天下布武のため西洋の技術や武器を求める一方、岐阜・安土城下や京都・堺などに布教することや南蛮商館の設置を認めるなど、良好な関係にあったのはよく知られたところで、その政策にも大きな影響を及ぼしていたのは明らかです。

その一つに、誰でも(南蛮人であっても)自由に城下で商売ができるという「楽市楽座政策」というのがあります。
歴史の教科書では「革新的な政策」などと、いかにも凄いことのように持ち上げられていますが、これは今でいう「グローバリゼーション」の先駆けであり、南蛮商人にとって有利な政策という側面を否定できませんので、額面通りにうけとることはできないと思います。

このように、織田信長と宣教師、南蛮商人らは、お互い持ちつ持たれつの関係であったことから、そこには知られざる部分もあったことは容易に想像できます。
その一つが南蛮貿易のときにポルトガルが日本人女性などを買い付け、いろんな国に、その奴隷を売っていたということです。※
(※出典:「ポルトガルの植民地形成と日本人奴隷」から)





< 5. 本能寺の変の真相 >

4.に述べたことは、もちろん信長の最有力な家臣であった明智光秀ならば、日常的なものとして知っていたと思われます。
それゆえ、織田信長が本能寺の変に斃れたのも、天下取りや恨みつらみを晴らすなどという陳腐なものではなく、

🔹「海外に日本人奴隷を宣教師らが売っていたのをやめさせる」

というのが本当の理由だったのでは?という考えに至りました。
ちなみに光秀の愛娘は、有名なクリスチャンである細川ガラシャですので、娘をもつ親としても、それを強く願っていたことは容易に想像できます。

また最近発見された、本能寺の変後、明智光秀が細川幽斎に書き送った手紙には、
「自分に天下取りの野望はなく、子ども世代にまかせて、自分はすぐに引退するから合力してほしい」とありましたので、やはり天下取りなどとは別の意図、つまり海外に日本人奴隷を宣教師らが売っていたのをやめさせるために変を仕掛けたのがその理由だったのかもしれません。
そう考えると、理詰めで考える光秀の起こした行動には十分な合理的な理由があったといえると考えます。





< 5. 秀吉のバテレン追放と徳川幕府のキリスト教禁令 >

織田信長の後を継いで天下統一事業を邁進した豊臣秀吉ですが、当時スペイン無敵艦隊はまだ存在していましたので、自国防衛のためにもしばらくはイスパニアと協調せざるを得ない状況にありました。しかしながらやがて、国内統一に目処が立った段階で秀吉は、徐々に関係を絶っていき、ついにはバテレン(神父)追放令を出して最終的には布教を禁止していきます。

その後、豊臣秀吉の後を継いで天下を治めたのが徳川家康です。
彼は、五大老筆頭として豊臣政権を事実上運営しており当然その情報を知っていたと考えられますが、他方、家臣として抱えた三浦按針、ヤンヨースデンらを通じてポルトガル・イスパニア勢からイギリス・オランダ勢へ世界の勢力バランスが大きく変わりつつあるのを理解したことから、「交易は賛成するが布教は許さず」で日本国がやっていける目処がついたと判断したものと思われ、以降ポルトガルやイスパニア勢と対峙していくことになりました。

とはいえ、中国に拠点を持たないオランダやイギリスが直ちにポルトガル等の代替にならない以上、ポルトガルとの交易は続けざるを得なかった現実があり、これがようやく解消するのが、その後に相次いで起きた岡本大八事件、島原の乱の頃で、これらの事件を機に、キリスト教は徳川幕府を揺るがすものとして、新たな布教活動が今後一切行われることのないようイベリア半島勢力を排除、1639年にポルトガルが追放されて以降はポルトガル船の来航が途絶えていきました。

そうやって徐々にコントロールすることで、最終的に3代家光の代にポルトガル船来港禁止令が発布、鎖国への道を歩むことにつながっていきます。





< 6.  おわりに >

これまで、あまり語られてこなかった、二大キリスト教・勢力の違い、カトリック宣教師がわが国に及ぼしてきた「人身売買」という犯罪を、秀吉・徳川幕府が止めたこと、について考察を行って参りました。

この人身売買という悪行は、現代に至るまで続いてきたと言われており、このことがトランプ政権によって明るみに出てきたこと、これが今回の考察につながりました。

一日も早く、このような悪行がなくなり、皆が穏やかに過ごせるようになることを願ってやみません。
2022/04/02 21:27