台湾について勘違いされている10のこと【チャイナ・アンセンサード】
http://ecoff.org/taiwan-omo/taiwan-aruaru-5.html
台湾に関する日本人の反応・あるある勘違いベスト5
5位:台湾とタイが同じ国だと思っている
「まっさかー」と思うかもしれませんが、結構よくある反応です。違う国だと分かっている場合でも、台湾とタイの位置を勘違いしてたりします。
いいですか? 台湾は沖縄の南にある島国です。大陸にはありません!
4位:台湾と日本には国交があると思っている
こちらは政治的なものなので難しいですが、国際的に台湾は国家として認められていないのはご存知でしょうか?
厳密には国によって台湾を国家と認めている場合もありますが、その場合は中国との国交はありません。要するに台湾と中国のどちらかとしか国交を結ばないのが国際的な常識なのです。
そして説明すると長くなるので省きますが、日本と台湾の間には国交がありません。
じゃあなんで普通に旅行に行けたり、台湾の人が日本で働いていたりするの? という反応があるかもしれませんが、これは国家間ではなく民間で交流があるから。
国と国の交流を、国同士ではなく民間同士でやっているんですよ! これって究極の「草の根交流」ですよね。究極のNPOとも言えるんじゃないかといつも思っています。
ちなみに、台湾人が日本で結婚すると国籍は「中国」になります。日本で働く場合のビザも中国人として発行されます。なんか、少し複雑ですね。
3位:台湾はめちゃくちゃ親日だと思っている
「台湾といえば新日でしょ。」というのは多くの日本人の反応です。
実際、台湾人の多くは親日です。しかし、手放しで親日親日と言えるかというとそうではありません。
なぜかというと、日清戦争後から太平洋戦争終了まで台湾が日本に統治されていた時代の評価はかなりバラつくからです。
もちろん、現在では日本のことを親しく思っている台湾人が多いのですが、日本人が台湾の歴史をかじると必ず「日本は台湾を統治しているときにいいことをした」と感じます。多くの本がそのように書いているからですが、その点を鵜呑みにしない方がいいようです。
確かに、日本は台湾統治時代に当時の日本よりも発展した環境をつくり、今の台湾の礎を築いたことは間違いありません。ですが、それも台湾のためではなく自分たちのためにしていたというのが、一部の台湾人の歴史観のようです。
ですから表向きは確かに親日なのですが、台湾が日本に統治されていた時のことを話題にするのはタブーです。親日といっても色々あることを知ってください!
2位:日本語が話せる人が多いと思っている
たしかに、日本に興味を持って日本語を学んでいる台湾人は少なからずいますが、たまに「台湾の人は日本語が分かる人が多いですから~」と言っている方を見かけます。
しかしそれはまったくの勘違いで、「日本人のなかにも中国語が話せる人がたまにいるよね」っていうのと同じくらいの人しか日本語は話せません。
おそらく、日本時代のご老人や漫画などの日本文化が好きな台湾人など一部の人を指して勘違いが広まったのだと思います。
ちなみに現在日本語が話せるご老人は80代くらいの方ばかりですし、ご老人だからといって全員日本語が話せるわけではありません。台湾に来たら公用語の北京語しか通用しないと思ってくださいね!
あ、でも最近の台湾のほとんどの大学はTOEICで一定の点数を取らないと卒業できないので、若い方は日本人よりはるかに英語が上手です。
1位:台湾は温かいと思っている
台湾は沖縄よりも南にあるのでとっても暖かい国です。しかし、だからといって台湾が一年中暖かいと勘違いしてはいけません!
実は台湾は小さいようですが地域ごとに結構寒暖差があります。
たとえば、台湾の南端にあるリゾート地クンディンは年柄年中暖かいのですが、ECOFFがボランティアツアー「村おこしボランティア【台湾コース】」を実施している淡水は台湾でもっとも寒い地域。なんと、居間には薪ストーブがあったりします。
ついこの間2014年12月には寒さで26名もなくなっています。そして、ECOFF台湾支部も寒い! …なぜなら暖房がないから。
以上、私の周辺の人の台湾に関する間違った反応を勝手にランキングにしました。意外とあなたも勘違いしていたことあるんじゃないですか?
もちろん、台湾は暖かいですし、街中に日本語はけっこう多いですし(ただし間違っている・笑)、親日ですし、民間では国交がありますし、タイじゃありません。