手の常在菌が健全ならば、そもそもバイ菌が手で生きられない | imaga114のブログ

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In Deepさんのメルマガの一部転載します。

コロナで異常な除菌を感じるからです。

 

(2019年9月6日のIn Deepメルマガより)
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最近は、いろいろな感染症が、非常に流行しますが、
特に子どもの手足口病とか、O157とか、ロタウイルスとか、
さまざまな感染症が異様に流行しますけれど、

「子どもたちの過剰な手の殺菌」

も関係していそうですね。
 医学博士の藤田紘一郎さんの文章などを引用 の話によれば、

> 皮膚常在菌は脂肪酸の皮脂膜をつくり出してくれている

そうで、そして、

>  その皮脂膜は、弱酸性である

ということになるのですが、この細菌たちが「手に弱酸性の場を作る」と、
「そこで病原菌は生きられない」ことになるようでして、
つまり、


「手の常在菌が健全ならば、そもそもバイ菌が手で生きられない」のですから、
感染症にかかる確率はグッと下がるわけです。

ところが、

殺菌成分のある石鹸やハンドソープで徹底的に手を洗うと、
場合によっては、この常在菌が「全滅」する。


そうなった場合は、「手を弱酸性の場とする機能が失われ」て、
結局は、病原菌が手で活発に生きられるようになってしまう。

手を洗いすぎると、
現実として病気にかかりやすくなるメカニズムがここにあります。

ですので、風邪もインフルエンザも、他のものに対しても、


「感染症予防の第一歩は、あまり手を洗わない」


ということに尽きると思います。


こういう「感染症予防のためには、手を洗わないこと」なんていうのは、
そのメカニズムそのものは、先ほどの藤田先生の言葉にある通りに
非常に医学的にしっかりとしたメカニズムがあるのですけれども、
世間的には、何となく「反逆的な言葉」に響きそうで、
実際に、報道やメディアは今でも、感染症の流行期には、先ほどのように、

「手をこまめに洗うこと」

という感染症予防の「真逆」のことを報じ続けます。

「手をこまめに洗うことは感染症にかかりやすくなる行為」

だということこそが真実ですが、社会全体の概念が、
中世から続く「細菌悪者説」から逃れるのはなかなか難しいようです。

風邪やインフルエンザの流行期だけでも、
「石鹸を完全に使わない」という心がけでもいいのではないかと思います。

というのも、普通の石鹸でも、手の常在菌は相当死滅してしまうので、
その場合、防御が何時間も弱くなることになりますので、
ふだんは石鹸を使う方でも、風邪やインフルエンザの流行期には、
使用をやめたほうがいいのかもしれません。

それと、「殺菌作用のある洗剤」を使うときも、
それが手につかないように注意したほうがいいと思います。

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(ここまで)
ですので、まあ、新型コロナウイルスそのものはどうでもいいとはいえ、
今後、何か深刻な

「新たなパンデミック」

が発生した場合、この長期間にわたる過剰殺菌生活により、

「基本的な抵抗力を失った人類の集団」

というものが、
どのようなことになっていくのかは興味深いです。

たとえば、人類史での過去のパンデミックを振り返りますと、
500年から1000年に1度くらいは、

「とんでもないパンデミック」

が起きています。

最近、ドイツ銀行がまとめたデータによりますと、
過去に起きたパンデミックの「人口比での死亡率」は、
以下のようになっています。

下のリンクにある表にはすべて掲載されていますが、
ここではいくつかを抜粋します。

https://ux.nu/307Xg

まずは、新型コロナウイルスの死亡率を書いておきますと、
2019年末から流行が始まり、
現在までの「全世界の人口に対しての死亡率」は以下のようになります。

これは、感染者の致死率ではないですので、
数値はかなり低いです。


・新型コロナウイルス(2019年 - 現在) 死亡率 0.0056%


比較的直近で、これよりはるかに死亡率が高かったのが、スペインかぜです。


・スペインかぜ (1918 - 1919年) 死亡率 2.73%


1918年のスペインかぜは、
新型コロナウイルス感染症の(現時点で)
480倍の死亡率を持つパンデミックでした。

もう少し遡りますと、
メキシコの歴史の中で過去最悪のパンデミックが、
1545年に始まりました。

このウイルスは何かはっきりとはわかっていなかったのですが、
エボラのような感じの「ウイルス性出血熱」だったようで、
アステカ文明では、

「ココリズトリ (cocoliztli)」

という病原体として呼ばれていました。

https://ux.nu/M5YHy

このパンデミックでは、
4年間で、最大1500万人が亡くなったとされていまして、
死亡率はこのようになります。


・ココリズトリ感染症 (1545 - 1548年) 死亡率 3.10%


これは推定値ですが、
新型コロナウイルスの500倍以上の死亡率となります。

さらには、1347年から 1351年のペスト(黒死病)の世界的な流行では、
ヨーロッパの人口の最大 60%が死亡したとされています。

当時の世界人口は、ペスト流行前までは、
推定 4億7500万人でしたが、
1351年にペストのパンデミックが終わった後は、
世界人口は、3億5000万人に減少した可能性があるそうです。

この14世紀のペストの死亡率は圧巻です。


・ペストの流行 (1347 - 1351年) 死亡率 42.11%


このようになりまして、この時のペストの死亡率は、
新型コロナウイルスの 7500倍となっていたと推定されます。


この時のペストのパンデミックが、
なぜこれほどの死者をもたらしたのかということについては、
英語版の Wikipeidia には以下のようにあります。



(黒死病 - Wikipedia より) 

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1331年に始まった多くの自然災害と流行により、
1330年代には飢饉が蔓延した。

その直後に致命的なペストのパンデミックが発生した。

戦争、飢饉、気象などの他の条件が黒死病の被害の深刻さをもたらした。

https://ux.nu/j4dvS

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(ここまで)
このような深刻な事態となったのは、
「食糧危機」と「異常気象」に起因していたようで、
また、「戦争」も関係したようです。

この、

・食糧危機
・異常気象
・戦争

は、以下の記事でも少しふれましたけれど、

「まさに今でしょ」

という感じの時代にも近づきつつああるようです。

◎戦争の噂に満ちた世界、
そして民は民に、国は国に
敵対して立ち上がっている
今、朝鮮半島発の終末の観
念と、ラダックからの混乱
を再び見ている

https://ux.nu/v2qg6