封鎖は解けても「こころの封鎖」は解けない | imaga114のブログ

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宮崎正弘氏の情報です

 

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「宮崎正弘の国際情勢解題」 
令和2年(2020)4月30日(木曜日)
        通巻第6476号 
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都市封鎖は解けても「こころの封鎖」は解けない 
   心の中に多くの人は鍵をかけてしまった。ウィルスのように見えない鍵を
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 英国のコラムニスト、ラフェル・ベールが英紙『ガーディアン』(4月28日)に寄稿して、都市封鎖は解けても「こころの封鎖」は解けないだろうという。

 たしかに米国の一部の都市で封鎖は解除されたが、ソーシャル・ディスタンシングは残った。人と人との間に距離を置けば、こころも離れる?
スーパーに買い物に行っても行列には距離をおく義務がある。ATMに並ぶにも、長い列が出来ている。日本でも郵便局はとつじょ午前十時から午後三時までに営業時間が短縮され、ATMコーオナーでは外にもならんでいる。

都市封鎖がとけても、レストランも隣の客とは座席をひとつか二つ空けなければいけないから当面、常連客以外は寄りつかず、どんちゃん騒ぎの飲み会は再現されない。
ハグも遠慮がちとなり、キスも出来ず、マスクを続ける人が多い。

一方で国境は閉じたまま、検疫の厳格さが継続され、ナショナリズムの呼号は鳴りやまず、自国ファーストのエゴイズムが当面は持続される。

「こうした状態がコロナ前に戻るにはたいそうな時間が必要だろう」とベールは予測する。そう、心の中に多くの人は鍵をかけてしまったのだ。ウィルスのように見えない鍵を!

まさにウィルスは光学顕微鏡でもとらえることの出来ない微生物である。その小さな、小さなウィルスが地球の文明社会に挑み、社会を激変させつつある。