シン・ゆう会ストーリー 第1話(前編)
シン・ゆう会ストーリーとは、あけみんが講師の和んでソマティック講座(以下ナゴソマ)を一緒に学んだ仲間サオリ、アミ、ショウコ(仮名)と共に2025年6月に立ち上げた自助グループ“シン・ゆう会”での体験をもとに、シン・ゆうが語るストーリーです。
6月22日(日)、第1回シン・ゆう会を開催した。参加メンバーは、サオリ、アミ、主催者シン・ゆうの3人。
今回は、初回ということで、私たちのご縁を頂いたナゴソマって、私たち一人ひとりにとって、どんな場所だったかを言語化してみることにした。
シン・ゆうが、それぞれの声を、箇条書きで綴る。
受容される
否定されない
ゴロンと横になったり、自由にしていられる
自分の気持ちに正直にいられる
和む
笑える
人の中にいても自分らしくいられる
本来の自分に戻れる
役割のない素の自分でいられる
グループの力が働いて、いい影響を与え合える
エネルギーを与え合える・・・
こんな風に、みんなで思いつくままに言葉にしてみて、
改めて シン・ゆう会もこんな場にしたいねって確認しあった。
そして、シン・ゆうからの提案で、
そういう場所を創るのに「障害」となることと、
「助け」になることを“Dr.チャック・スペザーノのセルフ・セラピー・カード”にきいてみることにした。
まずは、「障害」となることは・・・
ジャジャン!
『試練』シャーマニックテスト
カードの意味は、次のレベルにいくための大きなチャレンジ。
新たな意識のレベル、ヴィジョンやパワーへの飛躍のチャンス。
サオリが「おおー」と手を叩いた。
「飛躍のチャンスってすごいじゃん」
「いやー、でも落ちたら死ぬよね」とシン・ゆう。
アミが「周りに火で囲まれてるよね」というと、
サオリが、「これ火?ぜんぜん気が付かなかった」と笑う。
シン・ゆうが「うーん、やっぱりこれ、きびしいなー。上に登れるかなー?」とたじろいでいると、
サオリが「大丈夫だって。だれか助けてくれるよ。上にも後ろにも下にも、助けてくれる人が誰かいるって!」と動じない。
アミが「そういう発想は、サオリがいなかったら、でてこなかったね。」と苦笑いしている。
シン・ゆうも「確かにそうだね。私にはその発想なかったな」と振り返る。
「わたしって、こういうピンチなとき、一人でなんとかしなくっちゃって焦って、人にヘルプを出せないタイプだったなって思う」
そんな気づきを分かち合ったところで、この飛躍のチャンスの助けになるのは?とカードに聞いてみた。
ジャジャン!
信頼。TRUST
第一声でアミが「ワニ?!」と発する。
「ワニだよね。ワニが背中を貸してくれて、岸の向こう側に渡れたみたい」とシン・ゆう。
「いやー、なかなかワニを信頼するのは難しいよね」と、サオリが笑う。
アミに解説本の中の「信頼」のカードの意味を読んでもらう。
『信頼』はコントロールを癒します。(コントロールは自分を守るための防衛です)
また、怖れやその下にあるハートブレイクをも癒してくれます。
自分や人が傷つかないように、すべてを自分の手に握りしめていたいという欲求も『信頼』が癒してくれます。
特定の問題から脱出するために『信頼』を使いましょう。
なぜなら『信頼』によって自信と意欲が回復するからです。
(『Dr.チャック・スペザーノのセルフ・セラピー・カード』VOICE出版より引用)
シン・ゆうは、気づいた。
「わたしが、人にヘルプを出せなかったり、頼ることができないのは、人を信頼していないからだ」っていうことに。
読んでもらって、特に印象に残ったのは、
『信頼』できない人物だなと直感的に感じたら、そう感じている自分の気持ちを『信頼』する
ということ。
すべてはうまくいっている。大丈夫。
今の心の葛藤も、周りを信頼できないと感じている気持ちも『信頼』する。
だって、現に今こうして、シン・ゆう会がスタートしたんだから。
シン・ゆう会の仲間を『信頼』しよう。
そして、シン・ゆう会の発足が、わたしの人生において、コントロールや怖れ、過去の傷つきを癒し、新たな飛躍のチャンスだと『信頼』する。
そういうマインドのつかい方をする。
そういう覚悟を決めたら、わたしの中で低下していた、自信や意欲が回復していると『信頼』できた。
おかえりなさい。わたしの元気。