今年は16日の衆議院解散により、師走の選挙に向けてあわただしい年の瀬になりそうですね。(私は選挙には投票に行くだけなのでたいして忙しくはないですが(笑))

ところで先の国会での党首会談で、例の野田総理が自民党党首の安倍さんに対して、衆議院の解散日を明言した場面。私はリーダーシップの本質をふと垣間見る気持ちになりました。


この場面だけを見て、野田さんと安倍さんのどちらがリーダーにふさわしいか?などと言いたいわけではありません。ただ非常に違和感を感じ、気になった場面であったのです。



気になった点というのは、



答弁の始まった頃は、明らかに安倍さんの態度は落ち着いていて、勝ち誇っていた様に見えました。おそらく答弁やりとりのシナリオも準備万端であろうことがそのような雰囲気を出していたのでしょう。一方の野田さんは、議場入場時から前方の一点を見据えるというような態度で、覚悟を決めたというような雰囲気に感じられました。



やがて野田さんが解散日を明言した際、安倍さんからは「貴方はポピュリストではないか」、「(解散日のことを)二人だけで決めていいのか」、「約束ですね」・・・などというような発言がありました。このときの安部さんは野田さんの毅然とした無駄な動きのない態度に比べると、顔の表情も含めて動きが激しくなり、少し動揺している風にも感じられました。安倍さんの発言は、答弁の流れとしても少し異質で違和感を感じたのは私だけではないはず。



解散というのは最後の砦を崩すため、お互いの切り札であったはずですが、相手が簡単に切り出したくない事情があるのをわかっている安倍さんとしては、予期せぬタイミングであまりにもはっきりと明言されたため、とっさの行動が前述の少し異質?と思われるようなものに通じたのではないかと思います。

前述のとおり、たったこれだけの場面で「どちらがリーダーにふさわしいか?」ということを論議するのは難しいです。どちらも批判されるべき点もありますし。

ただ、「予期せぬ出来事が起きたとき、その際にとるとっさの判断・行動」、この判断・行動・言動がリーダーの資質を問われる重要な要素となると思います。
この場面だけを限って言えば、野田さんの態度は(党内の意見をまとめなかったという批判はあれども)見事だったと思います。

もし、安倍さんが、解散日が明言された際、「いいですとも、やりましょう」とだけ答えてその後の展開を進めたら・・・どんなに印象は変わっていたでしょう。

以上はあくまで答弁を見て感じた第三者の私の意見です。
当事者らはもっと想像を超える大変な状況でこのやりとりをしていたと思いますが(笑)。