承認とは一般的な理解では、何かを申請するとそれに対して許可するというような、役所や企業内での事務処理的なイメージを持たれることが多いのではないでしょうか?

しかし、心理学的にいうと「承認」は少し違う意味を持ちます。
この場合の承認は、「相手の存在そのものを認める」という意味を持ちます。

例えば、相手が何かを言ったり、行動をしたりしたとします。
それに対して、自分が批判の意識があると、即座に否定したり、自分の意見を述べて指示をしたりすることがあります。

一つ事例を挙げると・・・

相手「明日までの期限の報告書がまだ仕上がりません」
自分「何っ!まだ仕上がらない!いま何時だと思ってるんだ。間に合わなかったらどうするんだ?」


この場合は、相手を承認していることにはなりません。
仮に、相手の言動や行動が自分の価値観と違っていても、一旦はそれを受け止めてあげる
そして、その上で自分の意見を述べるという具合にしたほうがよいのです。


先程の事例に承認を入れると・・・


相手「明日までの期限の報告書がまだ仕上がりません」
自分「そうか、まだ仕上がらないのか。それは困ったな。どうしたら間に合うか一緒に考えるか」


この、自分の言葉の特に最初の部分が承認になります。
相手の言動・行動がどうであれ、とにかく、一旦は否定も批判もせずに言葉で受け止める
それによって、相手は心を開く。
言いたいことは、その後に言えばよいのです。

多くの場合、人間関係の悪化、職場内(特に上司と部下の関係)でメンタル不調を起こす原因となるのは、この承認がなされていないからなのです。


人のパフォーマンスを上げ、メンタル面もしっかりサポートする「承認」を是非、意識して使ってみたいものです。