外猫さん

外で生きる猫は、どんな過酷な生活を送っているんだろうと、ずっと思っていた。

春は、交配の時期

オス同士のケンカて怪我をしていないだろうか

道路を走って渡る時に車には十分気をつけてね。。

夏は暑くて足の裏を火傷していないかな

お水はちゃんと飲めているだろうか、、、

冬は、寒さの中、暖を取れる場所を見つけられただろうか、、、

特に、体力のない子猫や老猫にとって

外の世界は過酷で辛いだろうと

だから保護できるならするべきだと、そう思って

実際にそう行動していました。

だけど

そうじゃない

この子達は外で生きることに誇りを持っているんだと気付きました。

そして家の中だけの生活を、安全と引き換えに選ばないということも。

時々、うちに姿を見せる

この辺のボス猫ちゃん

何年も前から、外猫のご飯を食べに来ている子

そして、その子が亡くなってからも来ている

去勢をしようと捕獲器を仕掛けるも、決して入らない

近づくだけでシャーシャーと唾を飛ばしていた子は、最近丸くなってきた

ウチのはなびが、この子を気に入っていて、網戸越しに見つめ合うことも

誇りを持って

力強く生きている外猫たち

決して媚を売らず、自分の世界を確立している

今を生きる

その言葉を、この子たちから教わった

私たちは、『何々じゃなきゃダメ』『何々するべき』という概念に囚われて生きていることが多いけど、本当はそんなことどうでもいいのかもしれない。

ただ、思うがままに、自分の気持ちに正直に

生きたいように生きればいい

その道が険しくても、そうしたいならそうすればいい

それが、心の歓びとなるならば、迷わずその道を選べばいいのさ

そう教えてくれている

今を、力強く生きている外猫さん

たくさんのことを教えてくれて

ありがとう。。