誰かが就職する時、その前に誰かが退職していることがほとんどだろう。
私の場合も例に漏れず、24歳の女性(仮にTさんとする)が結婚を理由に退職した・・・はずが、
引継ぎが今回は難しいため、4月20日まではそのTさんも一緒に働くことになった。
引継ぎの難しい理由はパートナーにあった。そのパートナーを仮にSさんとする。
Sさんは26歳の女性で、うつ病である。
熱意あるまじめな女性なのだが、そのまじめさが自分を追い詰めてしまう。
実は採用面接(と言えるかどうかわからないくらい、施設側の腰は低かった)の際に、
そのことは聞いており、それでも良いかと聞かれ、私はもちろん構わないと答えた。
実際会ってみても、Sさんはとても親切な人だったので
私は「引継ぎが難しいってのはどの部分のことだろう」と疑問に思った。
うつ病の方に対して 励ましは禁物であるとか、
無理に外へ連れ出すことはしてはいけないとか、
まーその程度のことを指しているのだとも思っていたから、
正直「何を気負っているんだ」とも内心感じていた。
しかし、日が経つにつれて私自身も感じることがあった。
それは「リーダー」という位置があいまいになっていることだ。
昨年度(正確には今年度4月20日まで)のリーダーはTさんであり、
Sさんはサブで半日だけ支援をしていた。
リーダーのTさんが年度末に退職すると聞いたSさんは
ずいぶん心が揺れて 数日の間うつ状態が強かったが、
乗り越えて得た結論は「これからは私がリーダーとしてやっていかなければ」というものだったそうだ。
しかし、Sさんの状態はまだ不安定で、精神状況がそのまま支援に響くので
リーダーを任せるには心配だったこともあり、
経験があってリーダーを任せられる人材を新たに採用すべく募集をして、
運よくひっかかったのが私だった。
上記の内容については、施設長・副施設長・TさんからSさんに直接話しをして
納得してもらったのだそうだ。
そういう経緯もあって、Sさんが「やっぱり私がやっていかないと!」と責任を感じてしまわないよう
Tさんは本来3月末で退職するはずだったところを 4月20日(給料の締め)までに延長し、
リーダーの動きやSさんへの接し方を中心に学ばせてもらえることになった。
Tさんも、年上の30歳女(私)でへたに経験のある人間に引き継ぐというのもやりにくいだろうなあ。
お世話になります。よろしく。結婚前に苦労させてごめんね。
グループの中のリーダーがあいまいだと 利用者も混乱してしまうし
一日も早くお互いの位置を定めていきたいと思う。