ドイツでは、小さな子どもはまずペダルなしのLaufrad(バランスバイク)から始める子が多い。足で地面を蹴って進むタイプで、スピードが出るとそのまま足を浮かせて坂をスイスイ下っていけるのが楽しい。
うちの長男もLaufradが大好きだった。去年の夏に自転車の練習を始めて、一応乗れるようになったものの、「しんどい」「ちょっと怖い」という気持ちが残っていたのか、その後もずっとバランスバイクばかり使っていた。
最近はLaufradも少し小さくなってきたので、「そろそろ自転車にしたら?」と声をかけてみるものの、あまり乗り気じゃない様子。仕方なくしぶしぶ乗ることはあっても、本格的に乗ろうとはしなかった。
ところが今日、突然「僕、今日は自転車で幼稚園に行く!」と言い出した。
いつもはちょっと走っては止まり、また進んでは止まり…と慎重に進んでいたのに、今日はスタートしてすぐにスイスイ走り出し、道を渡るとき以外は一度も止まらずに幼稚園までたどり着いた。
朝からこんな小さな成長を間近に見られるなんて、子どもって、ある日突然、自分のタイミングで一歩を踏み出すんだなあ としみじみ思った朝。
満開の花が咲く春のあたたかさも相まって、なんだかいい朝だった。