● 6月19日 (火) 羽幌町→深川・5929,1kmスタート

 今朝も晴天で雲ひとつ無い。

 YHの前から232号線まで道の両側は黄色の小さな花が咲いていて、

イエローカーペットを走っているようだ。

$走るのは、今でしょ!
イエローカーペットが続く

 苫前の岬の方に風力発電の風車が見え、

岬を廻り込むと道路の上に大きな風車が建ち並んでいた。

$走るのは、今でしょ!
苫前の夕陽丘に立つ風車群

 海も空も透き通った様に青く、走るには最高の条件が揃っている。

 とおい~せかいに♪ あの歌が自然に出てくる。

 前方に雪を被った山が見えてきた。

 地図で確認すると、あの山は、暑寒別岳で、標高1491mと高い。

 なぜか清涼感があり、暑さ忘れる事が出来る。

 力昼の海は多少、波があり、浅瀬だと分かるが沖の海は白波が無い。

$走るのは、今でしょ!
力昼の海から暑寒別岳を望む

$走るのは、今でしょ!
旅の中で始めて見たトシャク

$走るのは、今でしょ!
恐竜のイラストが強烈にアピール

 車にほとんど出会わないのが不思議で、貸切道路の様にも思える。

 小平町に入ると、ロードサインの恐竜のイラストに驚き

化石が出ているのかと思うとワクワクしてくる。

 道の駅「おびら鰊番屋」に寄り休憩をするが誰もいないので

寂しくもあるが、白いハマナスの花を発見し、

赤紫の花だけと思っていたので貴重な学習をしました。

 道の駅を出て同じ様な海岸線を走り、

やがて留萌の町へと入り、ここで昼食タイム。

 大きな交差点に面した蕎麦屋に入り、蕎麦でなく、

うな重を注文し、待っている間にビールを追加して乾いた喉を潤すと、

疲れがふっとんだ気がする。

 留萌川の土手の斜面にはスケートのイラストがあり、

この町で盛んな事が理解できる。

$走るのは、今でしょ!
スケートのイラスト

 その時に、篠原さんから、6月24日に長万部まで会いに来ると電話が
   
入ってきたので、泊まる旅館を知らせ、

ついでに旅館にも電話して友人の追加を御願いしておいた。

 留萌から、アップダウンが続き、久しぶりに体が緊張してくる。

 しかし、なぜか体が気持ちとは別々に動いてしまい、一気に登るぞ、

と思うが、体は反対にサボろうとする。

 こんな時には、体を労わりながら、

脚をだましてペダルを漕ぐすという技を会得していたので、

なんとか乗り切れた。

 それでも美葉牛峠では、そんな訳にはいかず、もうだませない。

 気持ちも、脚も、相棒も一体になり、

「はあはあ、ぜえぜえ」言いながら登りきった。
      
 やっと登りきった後は、例の快感が待っている。

 峠を下ると、平地が広がり田園地帯に出た。

$走るのは、今でしょ!
川べりの黄色い花       

$走るのは、今でしょ!

美葉牛峠を下ると田園地

 この辺りで脚に異常発生、自転車が前に進まなくなり、

久しぶりの峠で無理をしたのがいけなかった。

 深川の町までどうにか、たどり着き、道の駅「ライスランド深川」

のベンチに横たわり、暫く寝ていた。

 ヘコタレの原因が昼のビールにあったのは分かっていたので、

以後、心身ともに健康を願い、昼の禁酒令を自分に厳しく発した。

 その後、宿を目指したはずが、道を間違えてしまったのである。

$走るのは、今でしょ!
石狩川の上流風景         

大雪山のある方向が違うのに気ずいたのは、2kmも走ってからで、

再び元の位置まで戻った。

 石狩川を渡り、自分の影が道路に映って元気を貰い、

高台にあるYHへと向かった。

$走るのは、今でしょ!
日が傾き、影に勇気ずけられる

      (今日の走行距離=94,3km)


● 6月18日 (月) サロベツ原野→羽幌町・5834,8kmスタート

 今朝はみんな早起きで、出発の準備をしている様に見えた。

 「のんた」と散歩に出かけ、

戻ってから皆と朝食を食べる時間も家族の様で楽しくて

今日の予定などを話しながら続いた。

 晴天の中を出発し、原生花園を抜け海側に走り、106号線に出た。

 どっひゃ~とする位に真っ直ぐな道があった。

 道の両側には、花がまばらに咲いているが、これが満開になったら、

かなりの美しさが広がる事を想像して走ると、

左の広いくぼ地の中に1頭の鹿がこっちを見ている。

$走るのは、今でしょ!
直線道路は20kmも続く    

$走るのは、今でしょ!
$走るのは、今でしょ!
道端に咲く花            

$走るのは、今でしょ!
くぼ地にいた鹿
                                            こんなだだっ広い場所にも鹿がいるの かと思い、自然の広さを感じる。

 道は直線で電柱も無く走っても走っても、同じ景色が続き、

花が唯一の目の保養になっている。

 浜里では風力発電の風車が沢山並び、これだけ並ぶと圧巻である。

$走るのは、今でしょ!
とにかく広い原生花園     

$走るのは、今でしょ!
蝦夷カンゾウの花           

$走るのは、今でしょ!
風力発電の風車

 直線道路の終わりに天塩川が流れていて、

音威子府の川と比べると川幅も広くなり、水量も豊富な川になっていた。

 天塩川を渡ると、道の駅「てしお」があり、昼食をと思って寄ると、

ラーメンが中心の店で素通りした。

 東北でラーメン店に入り、博多とんこつラーメンを注文したが、

全然別物で、まずいのなんの、食えたもんじゃなかったので、

あれ依頼、ラーメン恐怖症になってしまった。

 それから少し走ると、道の駅「富士見」があり、

土産品売り場の隣のうどん屋に入った。

 肉うどん+かき揚げ、と缶ビールを1本注文した。

 ビールを飲み終えると、うどんが出てきて、一口食べる・・・・・旨い。

 店を出る時、髪の長い店員さんに「がんばってね!」と声を掛けられ、

意気揚々と出発した。

 232号線は、ずっと海岸線を走るので、海の匂いと風が心地よくて、

走っていても疲れを感じない位に、走れる。

$走るのは、今でしょ!
金浦の原生花園        

$走るのは、今でしょ!
有明の峠から遠別を振り返る   

金浦原生花園を通過する時に、みごとに咲いている蝦夷カンゾウの

群生が海岸まで広がっているのか、降りて歩いてみると、

浜までびっしりと咲いていた。

 有明辺りからは、アップダウンの連続で、高い場所を走ると、

見通しがよく、後方は遠別あたりまで見える。

 道は羽幌に入ると平坦になり、先の大きな鳥のモニュメントがあり、

なんだろうと不思議に思い、道の駅「ほっと・はぼろ」で調べると、

オロロン鳥だと分かった。

 羽幌の沖にある天売島に生息する「オロロン鳥(海ガラス)」で今、

絶滅品種になり、保護活動が進んでいるらしい。

$走るのは、今でしょ!
オロロン鳥のモニュメント(約5m)

 YHは高台にあり、黄色とグレーのツートンカラーが優しく、

安らぎを与えてくれた。

 風呂には最後に入り、

食事の時間には学生が4人とペアレントさん夫婦と自分を入れ

7人で賑やかになり、羽幌がアンモナイトをはじめとし、

化石の宝庫である事を知ったので、それからは化石の話が中心で盛り上がった。

 食後も話は続き、彼らは山口の美祢市も化石で有名な事も知り、

調査も行ったらしい。

 全員で記念撮影をするのがここの習慣のようである。    

$走るのは、今でしょ!
記念撮影(中央が自分)


     (今日の走行距離=94,3km)


● 6月17日 (日) 礼文島→サロベツ原野・5767,6kmスタート

 今朝は快晴で、しかも風もなく海は鏡の様に輝いている。

 「お早う御座いま~す」「行ってきま~す」と朝食を早々に食べ、

「行ってきま~す」と言って桃岩荘を後にしたが、

あの歌が頭の中にまだ残っていて、・・・・とおい~せかいに~♪

$走るのは、今でしょ!
猫岩がはっきりと見える     

$走るのは、今でしょ!
桃岩荘のある周辺の景色     

$走るのは、今でしょ!
スケッチを描いた場所

 フェリーの出船までに最南端の知床へ行く予定で、いろは坂も難なく(?)登り、

あのきつい坂も下ると実に爽快で、あっという間に香深へと着き、

海沿いに知床へ向かうと、集落では仕事を始める人や、

犬を連れて散歩をする人に挨拶をしながら進み、

やがて道は行き止まりで、歩いて先端までいく。

$走るのは、今でしょ!
礼文島の最南端

$走るのは、今でしょ!
変わったテトラに興味が湧く

 港に戻ると、桃岩荘のトラックから、帰る人の荷物を降ろしていたので、

スタッフの一人と感想などを話して乗船の手続きをし、乗り込んだ。

 出船前、スタッフと今日の泊り客が揃って見送りのパフォーマンスが始まり、

我々も後部デッキで歌いながら踊って、その見送りに答える。

$走るのは、今でしょ!
桃岩荘の皆によるパフォーマンス

 皆が集まり、パフォーマンスを見ていたが、これが桃岩荘の真骨頂だと分かり、

涙が溢れて止まらない。

 7時50分、出航の時間が来ると、パフーマンスも絶好調で、

月光仮面の歌と踊りに全員が感動し、遠い世界に、の歌を最後に、

フェリーが出航すると、ますます涙が溢れ

テンガロンを大きく振り最後の挨拶を交わした。



桃岩荘の皆によるパフォーマンス

 デッキにある自販機でビールを買い、暫く余韻を感じながら飲む。

 とおい~世界に~♪ いよいよ礼文ともこれでお別れだ。

 フェリーではずっとデッキで海を眺めていたが、

やはり数頭のイルカがジャンプしているのを数回見ることが出来た。

$走るのは、今でしょ!
利尻島に近ずく            

$走るのは、今でしょ!
稚内の港に入る           

$走るのは、今でしょ!
稚内市から見える利尻富士

 稚内からは238号線で潮見まで行き、40号線でサロベツを目指す。

 どこを走っても利尻富士が見えるので地図で確認すると、

標高1721mで、ここから約50km離れているが、

存在感のある山だと感じ、時々見ながら走る。

 牧歌的な風景が続く中を走っていると、またあの歌が頭のなかをかすめる。

 豊富町までは牧草地が点在した場所を走り、草刈が終わった後に草の臭いが漂う。

$走るのは、今でしょ!
広陵とした牧草地

$走るのは、今でしょ!
刈り終えた後の草の塊り      


豊富町でパンとコーヒーを買って、草原の中を向かい風と戦いながら進むと、

いつの間にかサロベツの原野を走っていた。

 同じような景色が続くし、なにしろ広過ぎる。

 原生花園の休憩所の近くのベンチに座り遅い昼食をして、ここで昼寝をした。

 1時間くらいは寝たようで、青い空が眩しい。

 周辺を少し走ってから、今日の宿「あしたの城」を探す。

 近くを走っているが、場所が分からず、電話を掛けて確認して、

言われた道を走るが入り口が分からない。

 どうやら行き過ぎた様で、後戻りをしながら探すと、細い小道が奥に続き、

そこを入るとペンション風の建物があった。

 無事に着いた事のお礼と挨拶をしてチェックイン。

 庭に犬がいたので、降りてみると主人が庭の手入れの最中で

話しかけて犬と遊ぶ許可を取り、「のんた」と言う名前を聞いてから、

木切れを投げては持って来る遊びを繰り返していると、

「のんた」はすぐに飽きてしまい、遊んでやった積りが、

どうやら遊ばれていた様である。

 風呂の案内が来たので、一番風呂に入る。

 風呂上りは談話室の無料コーヒーを飲みながら写真集を見ていると、

二組の夫婦と、バイクの青年が戻ってきたので、挨拶をして一旦部屋に戻り、

夕食の時間を待った。

 7時から夕食が始まり、ジンギスカン鍋の用意が出来ていて、

写真家夫婦と自分、老夫婦と青年に分かれて鍋を囲んだ。

 ビールで乾杯をした後、ジンギスカンを食べ始め、

自己紹介を皮切りに盛り上がった。

 食事も終わりかけた頃、奥さんから夕日を見るツアーの誘いがあり、

写真家夫婦以外は参加して、車で案内をしてもらい、

悪路もぶっ飛ばして海岸へ着いた。

 奥さんの話だと、今日はあまり良くないと言われたが決してそんな事はなかった。



$走るのは、今でしょ!

$走るのは、今でしょ!

$走るのは、今でしょ!
夕日に浮かぶ利尻富士 
                       

     (今日の走行距離=67,2km)