長井和子の「飲み屋探しによる引き寄せの法則」その3 博多編(下) | 人脈と飲み屋に強くなる!長井和子のブログ

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1989年、東京/乃木坂に女性のためのビジネススクール/アイムパーソナルカレッジを開校。
2005年、東京/青山に40歳以上限定のバー、BAR AOYAMA R40を開く。東京コピーライターズクラブ会員。

もぉ~しわけございません。
「つづく」と言ったまま、ずーっとほったらかしで、何人かの方に「あのあとどーなるの?」というありがたいお言葉をもらっておりました。
で、ですね、もちづきさんのお店でした。左側のカップルが、帰ると言いつつ、なかなか帰らない。特に女性の方がかなりいい気分の様で「この前のアレ、アレもう一度飲んでから・・」などと言い出し、また腰を落ち着けて飲み始めました。
右側のおネエサンとも顔見知りらしく、会話がななめに飛んでいる。そんな会話のキャッチボールを小耳に挟みつつ、早速バーボンの特級ボトルに手を出すワタシ。けれど、左側のカップルの女性が「おいし~い」と飲んでいるボトルも気になって仕方がない。

やがてふたりは、相当酔った女性を男性が支えるようにして店を出てゆきました。
すかさず「今の方が飲んでいたボトル、見せてもらっていいですか?」
すると右側の女性も
「あ、ワタシも見たい!」
やっぱ、飲んべえというのは他人が「おいし~い」と飲んでいると、気になって仕方がないものらしい。
そのボトルはタリスカのヴィンテージものなのだけど、びっくりするほど良心的なお値段。
さっそく隣のおネエサンと一緒にそれを頼み乾杯!
「さっき覗いて行かれた方達ですよねぇ、戻ってこないかな、って思ってたんですよ」
な~んて言ってくださるとても感じのいい方で、すっかりお友達になってしまいました。

さて、もちづきさんを交えてお酒談義が進むうち、ワタシが青山で「BAR AOYAMA R40」という名の、40歳未満お断りバーをやっているという話になり、するとおとなりのおネエサンが、
「私、青山よく行くんですけど・・どの辺ですか?」
え、まさか博多の街の片隅で青山談義になるとは・・。
骨董通りのすぐ裏と言うと「あ、じゃ、『緩木堂』ってわかります?」
そりゃ、わかります。青山じゃ有名なバーだし、ウチのギョウカイ(広告業界)の人々もよく使っているし・・。
で、このおネエサンは、詳しい説明は省きますが、緩木堂ゆかりの方なのでした。
そしてワタシは自分のバーを作ってから、よそのバーに行く機会が減って・・なんて話をもちづきさんとしているうち、もちづきさんは博多の人ではなく、静岡のバーにいたことが判明。そこでまた身を乗り出すワタシ。

「シモキタ(下北沢)のバーテンさんに聞いたんですけど、なにか静岡の方で、すんごい種類のお酒のあるバーで、年に1回、2万円だかで、特級も全て飲み放題っていう有名なバーがあるとか・・」
「あ、ブルーラベルのことじゃないですか?でも飲み放題たしかやめたんじゃなかったかなぁ」
え?そーなんだ・・ザンネン!しょぼん・・
「静岡っていいバーが多いですよ、沼津のビクトリアとか、三島のゆもととか・・」
「えっ、そーなんですかぁ?」と、ここでまた元気になるワタシ。
「それと、沼津の駅前のヨーカ堂の斜め向かいに珍しい特級を揃えてる店があって・・。たしかターキーのセラミックボトルがまだ1本あると思いますよ」
な~んと、博多のバーで沼津の情報をゲットするとは!これだから、飲み屋のハシゴはやめられない!
私には「沼津と三島と静岡に行く』と言う新たなミッションが・・。
つづく
付記  もちづき 092-711-9900