こんにちは、“IMIC社長”です。
米朝会談、終わりましたね。
こんな約束が共同宣言として採択されたようです(NHK NEWS WEBより)。
1・アメリカと北朝鮮は、平和と繁栄に向けた両国国民の願いに基づいて、新しい関係を樹立するために取り組んでいくことを約束する。
2・アメリカと北朝鮮は、朝鮮半島に、永続的で安定した平和の体制を構築するため、共に努力する。
3・2018年4月27日のパンムンジョム宣言を再確認し、北朝鮮は朝鮮半島の完全な非核化に向けて取り組むことを約束する。
4・アメリカと北朝鮮は、朝鮮戦争中の捕虜や・行方不明の兵士の遺骨の回収に取り組むとともに、すでに身元が判明したものについては、返還することを約束する。
3と4で非核化と人権問題に言及していますが、それ以外はあまり具体的なところまで踏み込めなかったようですね。
物足りないと言えば物足りないですが、
・アメリカと北朝鮮の二国間での約束が初めて交わされたこと
・朝鮮半島 とはあるものの、北朝鮮が完全非核化を公にしたこと
・北朝鮮にとって、シンガポールというお手本があることを知ったこと
という点で確実に前進は出来たでしょうし、あとは実績を積み上げていくだけなのでしょうが、今後も色々あることでしょう。
いずれにしても、だいぶ北朝鮮を大人として扱ったなぁ という印象で、トランプ米大統領は実際に金総書記と会って、まずはやらせてみよう、という気になったのだと推測します。
そして実利に乏しい朝鮮半島の具体的な折衝は部下に任せ、頭の片隅に置いておくだけにして、次は中国!という感じですね。
本当に行動が早い。。。
日本は、1にも2にも拉致問題の解決です。
相変わらず、北朝鮮の報道機関は、米朝会談後にも早速 「拉致問題は解決済」 と予防線を張っているようですが、日本も拉致被害者を力づくで取り戻せる最終手段を持てば、経済力を背景にした圧力とセットで話が早くなるのですが。。。
やはり、とっとと憲法第9条は改定して、交渉の引出しを増やしておくことが先決でしょう。
そもそも、北朝鮮はシンガポールみたいになりたいのであれば、日本と日本の円なしには実現不可能ですから、さて、どういうディールになりますでしょうか。
本日はここまで。