騒ぎは、週明けの月曜日に起きた。

解決まで約1時間30分。その間、仕事は遅れるし、周辺の人たちも落ち着かなくなった。

データをインプットした跡がないのだ。手続きは、金曜日に完結してるはず。

発見した人が、一番焦った。 「やってない(インプットしてない)・・・んじゃない?」

 当の本人は、休み。

 

まず、インプット漏れなのかもう一度、画面を検索。

万が一二重にインプットしてもエラー返信されるはず。

 

それどころか、検索画面には、「ガイトウナシ」の表示。

「入力漏れだ・・・」まさかの・・・

そこからは、関係各所に連絡を取り・・・・もしかして、別の書類に

インプットしたのではないか?

手分けして、どこかに混入していないか、書類をさがし・・・

時間がばかりが過ぎていく。目覚まし時計 
役席が、「再登録して」 指示を出し、その場は収まった。

今度は、謝罪の電話・・・を役席が始めた。

 

次の日、出勤してきた彼女。

 

注がれる視線は、当然、冷たい。

係の朝礼で、スタッフ全員に「対策を考えるように・・・」と、上司。

微動だにしないAさん。

 

(ひとこと、言ったらいいのに・・・ 言うなら今なのに!!

 

 みんなに迷惑をかけたのに・・・)

朝礼は終わり、そして、Aさんは、一言も云わずに机に向かった。

重苦しい空気だけが、いつまでも漂っていた。

 

職場のみんなは、大人だから黙っているけど・・・

話しかけられたら、普通に応対してるけど・・・

誰もが、謝るべきだと思っているはずだ。