イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密


2014年 アメリカ映画

監督 モルテン・ティルドゥム

脚本 グレアム・ムーア

出演 ベネディクト・カンバーバッチ

   キーラ・ナイトレイ



⚫︎あらすじ


若き日のチューリングは、寄宿学校で孤独な日々を送りながらも、友人クリストファーとの出会いをきっかけに暗号の世界へ興味を持ちます


しかしクリストファーは若くして亡くなり、チューリングは深い悲しみを抱えます


1939年、イギリスがドイツに宣戦布告し、チューリングは政府の秘密作戦である暗号解読チームに参加します


ドイツ軍の暗号機「エニグマ」は解読不可能とされていましたが、チューリングは「機械でしか機械に勝てない」と考え、独自に解読マシンの開発に没頭します


しかし、協調性のなさや高慢な態度からチーム内で孤立してしまいます


やがて、チューリングの理解者である女性数学者ジョーン・クラークの助けもあり、チームは一丸となってエニグマの解読に挑みます


暗号文に必ず含まれる単語やパターンに着目し、ついにエニグマの解読に成功


これにより連合国軍は戦争を有利に進めることができ、多くの命が救われました


しかし、チューリングは戦後、当時イギリスで違法だった同性愛者であることを理由に有罪となり、社会から孤立してしまいます


彼の功績は長らく公にされず、死後になってようやく正当に評価されるようになりました




⚫︎感想


コンピュータの基礎を最初に作った人の話でした。ドイツ軍の通信システム、エニグマを解読するためにイギリスの数学者アラン・チューリングが最初にコンピュータを作ったんですねー。


でも誰にも解読出来ないエニグマを作っていたドイツって、やっぱり頭がいい人が多い国なんだなぁーと感じました。


アラン・チューリングは変わっていて、他の人とは違う考え方をしていました。そうなんです、天才は人とはちがうんです!きっと。


アランはドイツ軍のエニグマをパズルを解くように考えました。


エニグマを解読するには2000時間かかると言われました。しかもエニグマは毎日組み換えられてしまうため、24時間で解読しなければならないんです。


人間に解読が無理なら、エニグマ解読機を作ろうとアランは考えます。この解読機がコンピュータの始祖です。アランはこのマシンに好きだった男の子の名前クリストファーと呼びます。


そんな天才アランでも1人では何ごとも上手くはいきません。アランは新聞に難解なパズルを出して、解ける頭脳を持つ者を集めます。


するとアランでも8分かかるパズルを6分以内に解く女性がいました。女性のジョーン・クラークでした。


彼女は「試す必要のない設定を最初から除外できたら?」と提案します。しかも彼女は「仲間に嫌われたら誰にも助けてもらえないわ」ともアランに言います。


彼女に言われてアランは仲間たちにリンゴをプレゼントして、面白くもないジョークを言うんです。誰も笑いませんでしたが、エニグマ解読のために仲間たちはまとまるんです。


人と違うから、特別な発想が生まれてくるんだと思います。


もし、まわりにいる人と考え方が違って、あなたが一人ぼっちなら天才なのかもしれません…



⚫︎クリストファーは言いました

時として誰も想像しないような人物が

想像できない偉業を成し遂げる

チューリングが愛したクリストファーは、そう言ってくれたんです。


偉業を成し遂げている人って本当にそうだと思います。

スティーブ・ジョブズ

マーク・ザッカーバーグ

イーロン・マスク…



⚫︎チャーチルに直訴

海軍中佐デニストンがチューリングの装置の組立資金拠出を拒否すると、チューリングはチャーチルに直接手紙を送るんです。そしてチャーチルは拠出を許可し、チューリングをチームの責任者に任命します。

海軍中尉のデニストンは身勝手な動きをするチューリングを嫌っているようでした。デニストンは「私がトップでここを仕切っている」と言うと、チューリングはあなたの上は誰だ?と問い、直接チャーチルに掛け合うんです。そういうやり方もあるんですねー。



⚫︎アラン・チューリング


AI(人工知能)の父」と呼ばれています。自閉症スペクトラム障害を持つとも言われています。

アラン・チューリングは同性愛者でしたが、当時のイギリスでは同性愛が違法でした。1952年にそれが原因で有罪判決を受け、投獄かホルモン治療の選択を迫られ、後者を選びます。その後、1954年に41歳で謎の死(青酸中毒)を遂げ、自殺とされています。

死後長らく不遇でしたが、2009年にイギリス政府が公式に謝罪。2013年にはエリザベス女王により恩赦が与えられました。そして2021年からはイギリスの新50ポンド紙幣に彼の肖像が使用されています。


⚫︎エニグマ


ドイツ軍の空爆戦闘機や、神出鬼没な潜水艦Uボートへの通信は全てエニグマで通信されていました。連合軍は、傍受は出来ましたが解読することが出来ない状況でした。

ですが大戦中の1939年に、アラン・チューリングらによってエニグマの解読に成功します。ですがその事実は極秘とされ、ドイツ軍は終戦まで解読されているとは知らずにエニグマを使用し続けました。