時をかける少女


1983年 日本映画

監督 大林宣彦(おおばやしのぶひこ)

脚本 剣持亘(けんもつわたる)

原作 筒井康隆(つついやすたか)

出演 原田知世



⚫︎あらすじ


高校2年生の少女・芳山和子(よしやま かずこ)は、ごく普通の学生生活を送っていた


ある日、理科実験室で不思議なラベンダーの香りをかいだ直後から、奇妙な現象に見舞われるようになる


時間が巻き戻ったり、未来を予知するような体験をするのだ


和子は自分にタイムスリップ能力(時間を移動する力)が備わったことを知る


混乱する中、和子はクラスメートの深町一夫(ふかまち かずお)に不思議な親近感を覚え、次第に彼に惹かれていく


しかし、実は深町の正体は、遥か未来からやって来たタイムトラベラーだった


未来では手に入らなくなったラベンダーを採取するため西暦2660年の未来からやってきた未来人で、タイムリープのための薬品となるラベンダーを入手するためこの時代に来たのだ


彼はタイムリープするためのラベンダーを調合した薬を理科実験室に持っていたが、和子がその薬を偶然かいでしまったことで、タイムリープ能力を得てしまったのだった


やがて深町は、自分が未来へ帰らねばならないことを和子に告げる


和子は悲しみにくれるが、深町は記憶を消すことを条件に、和子との別れを選ぶ


そして和子の記憶から深町の存在は消え、彼は未来へと帰っていく





⚫︎感想


じっくりと観て、はじめてちゃんと内容がわかった気がします。


簡単に言うと、未来人と現代人の恋愛物語です。


未来から来た人が16才の少女の記憶の中に入り込んで数日間を過ごすんです。


2660年の未来は植物が生えない世の中になってしまったため、タイムリープして現代にラベンダーを探しに来たんです。


タイムリープするにはラベンダーの香りが引き金になるんですが、その香りを少女が嗅いでしまい、時間を飛び越えるようになってしまうんです。


最初は、思春期の少女にありがちな、恋する気持ちからくる動揺が、恋なのかもわからないまま、さまよっている状態を表現したんだな!?なーんて考えていました。


そしたら本当にタイムリープしているという話でした。


タイムリープとはテレポーテーション(瞬間移動)とタイムトラベル(時間旅行)を同時にすることだそうです。


タイムリープを題材にした、日本映画の初代という作品です。その後は「東京リベンジャーズ」や「侍タイムスリッパー」などが次々に登場しています。でも代表作はやっぱり「バック・トゥ・ザ・フューチャー」ですね!


「時をかける少女」が少し分かりづらいのは、原作と映画とアニメがあって、みんな少しづつ内容が違うんです。原作の未来人の名はケン・ソゴル、映画の未来人は深町一夫、アニメでは間宮千昭です。しかもアニメでは何度も何度もタイムリープを繰り返します。まぁ、原作が面白いからこそ少し変化しても面白いんでしょうけどね。