フランス革命


1789年、日本では江戸時代の中期ごろの話しです。英語で言うとフレンチレボリューションです。


現在ではあたりまえのことが、フランス革命まではあたりまえじゃなかったんです。


国は王様のものだし、人々には人権も自由も無かったんです。


それが、この時期に突如として人権、自由、平等に目覚めて革命が起きました。


フランス革命とは、人として当たり前の権利を得た革命、今の世界の出発点になった革命です。


この時代にイデオロギーベースの思考変換が起きました。


*イデオロギー

人間の行動を左右する根本的な物の考え方


「俺たちのいい世界にするんだ」

1人でも貧しい人がいてはいけない」


フランス革命は、古代から現代につながるための革命なのです。


フランスの革命家サンジェストは「フランスに1人でも貧しい人がいてはいけない、このような徳とか愛がヨーロッパ、そして地球全体に行き渡るように努力していこう」と言いました。


フランス革命までは貧乏に生まれたら幸福になる権利すら無かったんです。


フランス革命をした若手の革命家たちの熱量で、旧体制を壊して新しい政治をはじめましたが、政治経験や知識が乏しかったために苦労もありました。



そして啓蒙思想が生まれます。


*啓蒙思想

ヨーロッパで起きた革新的思想です。合理的・批判的精神に基づき、中世以来のキリスト教会によって代表される伝統的権威や旧来の思想を徹底的に批判し、理性の啓発によって人間生活の進歩・改善を図ろうとした思想。


キリスト教の世界はユーラシア大陸とアフリカ大陸だけでした。


そこに新大陸が発見されてキリスト教世界の説明がつかなくなります。


彼らはアダムとイブの子孫なのか?


ここから人間科学が発達していきます。


そもそも人間ってなんなんだ

宗教って、王様って…


キリスト教的思考から外れていくほど


絶対王制は不平等なんじゃないか?

人はみんな平等なんじゃないか


となっていきます。


そしてそのころ百科全書ができて世界を知ることになります。


それまではキリスト教か、権力者しか世界のことを語ってはいけない世界でした。



そして同時に資本主義が育っていました。


生産性が上がったことにより、貴族とは別に金持ち(ブルジョア)が出てきます。


そこで今度はブルジョアが王様や貴族に対して疑問を持つようになります。


金持ちは資産や土地の実権を持っている。しかし、貴族は特権を持っている…


生まれながらに身分差別があって、貴族には税金がない…


貴族や聖職者は、税金なしで働かなくてもいい。それなのに平民は税金90%、これっておかしくない?となります。


この疑問や不満がフランス財政破綻の時に爆発します。


汗水垂らして働いて、王や貴族は遊んで暮らしているのはどういうことだ!


となって特権階級の貴族たちからすると

「やばいバレたか」となります。


イギリスとフランスには違いがあります。

イギリスは貴族と庶民はどこまでいっても別格です。


イギリスは王を排除して立憲君主制になって議会が王より強くなりました。


しかしフランスは一部の金持ちは貴族になれだんです。


そのために貴族になれない金持ちたちも反乱を起こします。



また資本主義が育っていったため自由に物を売ることができるようになります。

その結果、財産が貯まることになります。


フランス革命以前は自由に物を売ることはできませんでした。(今も塩とかの専売はありますが)



ルソーのような思想家が出てきます。


ルソーが社会契約論を書いたから人権があると言っても過言ではありません。


しかし、ルソーは街で下半身を出すような人でした。のちに結婚して子供を5人つくりますが、全て孤児院に送ってしまいます。


ルソーの子供たちは可愛そうですが、ルソーの思想により後に救われた子供は多いということになります。


ルソーの生きている時代には変態でしたが、現在では凄い人と言うことです。このように歴史は長いスパンで見ないとわからないって言うことが良くあります。



フランス財政破綻について


フランスはルイ16世のころには、すでに財政はガタガタでした。


一方イギリスは産業革命で良い商品をフランスに入れたい、入れないと戦争するよと脅してきました。


安くて良い商品が大量に入り、フランスの産業はますます悪くなります。


フランス財務大臣は自由経済にして税収を増やそうと考えたましたが、特権を持つ貴族や聖職者たちは反対しました。


貴族は王妃のマリー・アントアネットに告げ口して、ルイ16世に自由経済をやめてもらえるよう頼みました。


この頃アメリカはイギリスからの独立戦争中で、ルイ16世は財政援助をします。


ルイ16世は自国が大変なときに反対を押し切り多額の援助をアメリカにしてしまいます。


さすがに国民から9割の税金を取っていたので、貴族から税金を取らないと国家財政が破綻しそうになります。


仕方なく王は貴族から税金を取ろうとして、一応貴族を集めて会議を開きます。


するとまさかの反対をされてしまいます。今まで王に逆らったことないのに


また仕方なく三部会を開くことになります。三部会は聖職者が1票、貴族も1票、90%の民衆も1票です。


そのため三部会は聖職者と貴族が有利なものでした。でもそんなこと知らない民衆は会議に出られるだけで喜びます。


しかし、実情を知り怒りが爆発します。


民衆のなかの貴族になれないブルジョアたちから啓蒙思想が出てきます。


このころから勉強して知識を持ち、意見を言える人が増えてきました。


3身分の人々が、こんな議会はおかしい!と言ってきたため議会を中止してしまいます。


それなら議会なんてどこでも開けるといい、球技場で開きました。(球技場の誓い)


するとそこに貴族と聖職者の一部が合流して来ます。


この中には何とオルレアンコと言う王族ナンバーの人もいました。


それを王が軍隊でひねりつぶそうとしましたが、死んでもいいから闘うという平民がでてきます。ついに民衆が言うことをきかなくなりました。


これでフランスは立憲君主制になります。


ルイ16世は軍隊を集め出します。


軍隊がわれわれ平民をやっつけに来るぞと考えました。


平民たちは、やられる前にやれと考えて死ぬ覚悟で素手で軍隊に立ち向かいます。


そして火薬を手に入れるためにバスティーユ牢獄に向かいを襲撃しました。その結果バスティーユ牢獄は民衆によって陥落します。


陥落するはずのないバスティーユ牢獄が陥落したのは、中にいる兵隊が自分たちも平民だから誰も外にいる民衆を殺したくないと思って中から扉を開けたからでした。


そこに民衆がなだれ込んだんです。


これを知った貴族と王族はビビります。


これを機に民衆たちの一揆が起こります。


アンシャンレジーム(旧体制)を壊す。


そしてデギオン侯爵に宣言させます。

「貴族の権利を全て放棄する」と…


封建的権利の放棄宣言

フランス人権宣言(思想)

「人間は生まれながらにして自由で平等である」

「あらゆる主権は国民にある」


しかしこれはまだ宣言であって法律になってるわけじゃありません。


しかし王様は認可しません。


次には、フランス女性が蜂起します。


「私たちはパンも食べれないのに、マリーアントアネットの贅沢にムカつくのよ!」となります。


ベルサイユ宮殿まで行って王様をパリに連れてきてパンくれと言います。


そしてこれを王様に認可させます。


ここで第一段階として聖職者の土地を取り上げて財源にすることにします。


1身分の聖職者の力が削がれます。


マリー・アントアネットは殺されるんじゃないか?と考えて実家のオーストリアに助けを求め、オーストリアに逃げようとします。


立憲君主制を(王様いるけど議会が決定権持つ)作ろうとしてるのに王様が逃げるとは何事か!となって、民衆がキレます。


王様をパリに連れもどして、王様をどうするか!となります。


しかしマリー・アントワネットの実家オーストリアが攻めてくるんじゃないかとフランスはビビりました。


そして、実際にオーストリアと戦争が始まるとフランスはボロ負けしてしまいます。


王様は新政府が潰れて王制が強くなることを望みますが、もう王制はダメでしょってなって、数百年続いたプルボン朝は無くなります。


そして共和政になります。


オーストリアが攻めて来て、弱いフランスは新政府になっていたため、今までの兵隊も居なくなっていました。


新政府は民衆から義勇軍を集めます。


みんな行っちゃっている目をしたフランスの民衆が集まって何とオーストリアを撤退させます。


そして民衆は議会を開き、360361でルイ16世は死刑になります。


ちなみにギロチンの刃を切れやすいようにナナメにしたのはルイ16世です。


しかし、フランス政府は未熟なため失敗しまくります。


だんだんスソノが民衆へと広まります。


ちなみに右翼左翼はここから来てます。

右翼は保守派 

左翼は革新派


立憲君主制から共和制の憲法に作り直します。


封建的特権の廃止

男子21才で選挙権

奴隷制廃止など


この頃、周りの君主国からフランスに宣戦布告してきます、なぜならフランスがイデオロギーを持って王様を殺したからです。


「王様なんていてはダメなんだということで殺している」から、そんな考えが広まってしまったら各国の王様たちは困るからです。


イギリス、スペイン、ロシアなどの君主国が対仏大同盟を組んでフランスを潰しにきました。


フランスは「こんなの勝てないよ」ってなります。


このごろフランスをまとめるためにロベス・ピエールは国内の反対派を粛清しまくる恐怖政治をします。


しかし反対派によりロベスピエールは暗殺されてしまいます。


そしてだれもいなくなったフランスに突如として現れたのが天才ナポレオンです。


ナポレオンは対仏大同盟をバッタバッタと打ち負かして、なんとほぼヨーロッパを統一してしまいます。


これも共和制で実力主義になったからです。


フランス革命ではシステムとしての民主主義から、イデオロギーベースの民主主義になりました。


人権に対する考え方や概念は、日本人はまだちゃんと理解してないかもしれません。


日本の天皇がいる状態と、フレンチレボリューションはちがうんです。


フランス新政府は勢いはあるが内容的には若い人たちだけでダメだったんです。


そこに対仏大同盟が攻めて来ました。


それをナポレオンはほぼ戦争して勝ちました。


ナポレオンがいなければ今のフランスはヨーロッパに無かったかもしれません。


ナポレオンは、強くて政治マネージメントも出来た本当の英雄です。


現在は暫定的に民主主義が良いとされている世界ですが、これから100年後には違う歴史が刻まれているかも知れません。




⚫︎『民衆を導く自由の女神』
ドラクロア作

三色旗を持つ女性は自由を擬人化したもので実在の人物ではありません。彼女はフランスのシンボル『マリアンヌ(自由の女神)』です。ニューヨークの自由の女神像はフランスから贈られたマリアンヌがモデルとされたものです。



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