Mr.ノーバディ


2021年 アメリカ映画

監督 イリヤ・ナイシュラー

脚本 デレク・コルスタッド

出演 ボブ・オデンカーク



⚫︎あらすじ


郊外の自宅と職場を往復するだけの平凡な毎日を送るハッチ・マンセルは、妻や子から尊敬もされない冴えない男


ある夜、家に強盗が押し入るが、彼は反撃もせず逃がしてしまい、家族からの失望を買う


しかし娘のブレスレットが奪われたことをきっかけに、元FBIの“処刑人”だった彼の闘争本能が目を覚ます


犯人を追う過程で暴漢グループに絡まれたバス内で、ハッチは圧倒的な戦闘力を発揮しチンピラたちを返り討ちにする


しかしその中にはロシアンマフィアのボス、ユリアンの弟がいた


弟の死に激怒したユリアンはハッチの家に刺客を送り込むが、ハッチは家族を避難させたうえで自宅を戦場に変え、迫る敵を殲滅する


やがて父と兄の助けを得て、ハッチはユリアン一味を義父の工場で迎え撃ち、壮絶な銃撃戦の末に壊滅させる


戦いの後、警察に問い詰められた彼は「自分はノーバディ(何者でもない)」とだけ名乗る







⚫︎感想


めちゃ面白い映画です!


最初はつまらないおじさんの日常なんですが、実はおじさんはただモンじゃないんです。


ただのおじさんが実は水戸黄門(古い?)だったとか、目が見えないアンマが実は座頭市(もっと古い?)だったとか、そんな感じの映画です。


ボケたおじさんハッチは、実はめちゃくちゃ強いんです。でもけっこう相手からも痛めつけられたりもして、ボロボロになっても最後まで戦い続けます。


ざっくり言うと、アメリカでトップクラスの諜報部員が、一般人の生活に憧れて結婚して普通の家庭を築きます。


でも、街の悪たちに出会ってしまい、仕方なく少しだけ本気を出したら、全員半殺し。


で、その中の1人がロシア系マフィアのボスの弟だったんです。


ハッチの兄も父も同じような人で、そういう家系のようです。だからお兄ちゃんはもちろんだけど、老人ホームに居るお父さんも劇的に強いんです。


ハッチを殺そうと侵入してきた奴らは、ほぼ射殺され、残りの半殺しのヤツは「骨は800度で燃えて無くなる」とハッチから聞いた後に家ごと焼かれてしまいます。


800度だと骨まで焼けて無くなるんですねぇ…



⚫︎ハッチ・マンセル

かつて政府の極秘機関に所属していた「処刑執行人(コードネーム:会計士)」で、CIAのような“三文字機関”の内部浄化専門要員です。

その任務は、裏切者や証人を“消す”役目を担い、恐れられる存在だったようです。


上司から「おまえに普通の生活は無理だ」という忠告を無視して引退し、平穏な家庭を築くんですが、裏では抑え込んだ暴力衝動を抱えていたようです。


彼の父デイビッドも元FBI、義兄ハリーも同じ世界の出身で、家系的に戦闘と諜報の血筋を持ちます。


ロシアンマフィアのボス・ユリアンの部下に襲撃された際、ハッチは過去の道具や戦闘術を駆使して敵を一掃します。


ハッチは「会計士」と名乗りますが、これは金勘定ではなく“人の整理”を意味する隠語です。彼の存在は機密扱いで、国防省には“Nothing(NOBODY)”と記された資料しか残っていないようです。


ですからハッチは、政府が闇に葬った完全消去済みの「Mr.ノーバディ(伝説的抹殺者)」だったんですねぇ!


本当にそういう人っているんでしょうねぇ…

(コワッ)