ゼロ・ダーク・サーティー


監督 キャスリン・ビグロー

脚本 マーク・ボール

出演 ジェシカ・チャステイン


2001年の9.11同時多発テロを発端とし、アメリカが10年間かけてアルカイダの首謀者、ウサマ・ビンラディンを追い詰め、ついに殺害するまでの過程を描いたサスペンス映画



⚫︎あらすじ


CIA分析官のマヤはテロ事件から2年後、パキスタン支局に赴任し、過酷な尋問現場で同僚のダンと共に容疑者への尋問や情報収集に当たっていた


その過程でマヤは、不明瞭ながらもビンラディンの連絡係に繋がる手がかりを得て、それを根拠にして諦めず調査を続けていた


しかし上司は情報の信憑性を疑ったり、テロ阻止を優先したりと重い決断を強いられる場面が続いていた


その間にも仲間たちが命を落とし、マヤ自身も自爆テロに巻き込まれる危機に直面する


彼女は、自分が執念深く追い続けた「連絡係」に執着し、彼が生きている可能性が浮上すると一層捜査にのめり込む


やがて「連絡係」がパキスタンの要塞のような屋敷に出入りしている事実を掴み、ついに居場所を特定される


マヤの念願だったビンラディンに直結するルートが明らかになり、深夜0時30分(ゼロ・ダーク・サーティ)に特殊部隊「SEALs」が屋敷を急襲し、ビンラディンを殺害する







⚫︎感想


9.11の日、ちょうど夜中にまだ起きていてテレビを見ていると、ビルに飛行機が突っ込んでいきました…


なに?なんなん?!ヤバ!!

っていう感じだったのを覚えています。


そしてしばらくビルが燃えていて上の階の人は早く逃げないと…

なんて思っていたら、隣のビルにも飛行機が突っ込んで来ました。


これはただの事故じゃないと思っていると、今度はそのビルが上から下まで崩れて跡形も無くなってしまいました。


あれは本当に衝撃的な光景でした。


あとからアルカイダによるテロだと判明して、アメリカは首謀者をビンラディンと特定して、探して殺害したんですね。


映画を見ていると、アメリカの高度な軍事技術で分析しながらビンラディンを突き止めていきます。


「アメリカに刃向かったら絶対に探し出して抹殺するぞ!」っていう警告にも感じました。



⚫︎9.11とは


2001年9月11日にアメリカで発生した同時多発テロ事件のことを指します。

このテロではアルカイダというイスラム過激派組織のメンバーが4機の民間旅客機をハイジャックし、そのうち2機をニューヨークの世界貿易センタービルのツインタワーに突入させました。

さらに、1機はワシントンD.C.の国防総省(ペンタゴン)に突入、もう1機は乗客の抵抗により目的地に達する前にペンシルベニア州に墜落しました。

この攻撃により約3,000人が死亡し、多数が負傷、世界貿易センターのツインタワーは倒壊しました。事件はアメリカ国内外に大きな衝撃を与え、その後のアメリカの対テロ政策と国際政治に深刻な影響を与えました。この事件を契機に、アメリカは「対テロ戦争」を宣言し、アフガニスタン侵攻などが始まりました。



⚫︎ビンラディンはなぜテロを起こした?


ウサマ・ビンラディンが9.11同時多発テロを引き起こした主な理由は、アメリカの中東・イスラム世界への政策や軍事的関与に対する強い反発でした。

サウジアラビアの聖地にアメリカ軍が駐留していることへの強い反発。

パレスチナ問題やイラク制裁など、アメリカの一連の中東政策を「イスラム世界への攻撃・侮辱」とみなし、その報復という論理です。



⚫︎イスラマバードってどこ?


イスラマバードはパキスタンの首都で、国の北部に位置しています。パンジャーブ州の北西に隣接し、連邦直轄地域として独立しています。1960年代に計画的に建設された近代都市で、政治の中心地として機能しています。人口は約100万人で、パキスタン第10位の都市です。

オサマ・ビンラディンは、2011年5月2日にアメリカ軍特殊部隊によってパキスタンの首都イスラマバードから北へ約50キロのアボッタバードという軍事都市で潜伏していたところを襲撃され、殺害されました。イスラマバード自体にはいませんでしたが、その近郊のアボッタバードに隠れていたのです。

アボッタバードはパキスタン軍陸軍士官学校のある軍事都市であり、富裕層も多く住む場所で、ビンラディンが潜伏するには政治的に複雑な意味合いもあります。この襲撃はアメリカ単独で実施され、パキスタン側には事前通告されず、国際的に大きな波紋を呼びました。