セレンディピティ


アメリカで潜水艦の機関音をとらえる探知機をつくっていたとき、イルカの交信をとらえた。


思いがけないことから、まったく別の発見をすることになった。こういう発見や発明をセレンディピティと呼ぶ。


このセレンディピティという言葉は「セイロンの三王子」という童話から流布した。


セイロン(今のスリランカ)の三王子は、ねらうものを探せないのに、まったく予期していないものを探す名人だったという。


大切な手紙を探しても見つからないときに、無くしてしまったと思っていた万年筆がなぜかひょっこりと見つかる。


明日は試験だという大事な日に、なぜか目に入った本を読み、新しい関心の芽が出る。これもセレンディピティである。


人間は、中心的関心より、むしろ周辺的関心の方が活発に働くのではないか。


無意識の作用に負う部分がときには重要であることをセレンディピティは教えてくれる。



⚫︎感想


今日は何をしようかと考えても、いい案が出ない時、とりあえず散歩してみると「あっ、この前行けなかった店に行ってみよう」などと思うことも一種のセレンディピティだと思います。


仕事や部屋の片付けなども、考え込むよりも目に付くところから始めてみると、いい案が浮かんできたりします。


セレンディピティを起こすためには、色々なことに興味を持って、広く浅く、そして深く掘り下げるのがいいように思います。