スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス
1999年 アメリカ映画
監督 ジョージ・ルーカス
脚本 ジョージ・ルーカス
出演 リーアム・ニーソン
ユアン・マクレガー
ナタリー・ポートマン
⚫︎あらすじ
銀河共和国の政治が混乱する中、通商連合が惑星ナブーを封鎖します。
平和の守護者であるジェダイ騎士のクワイ=ガン・ジンとその弟子オビ=ワン・ケノービは、ナブーのパドメ・アミダラ王女を救出し、銀河の首都惑星コルサントへ向かいます。
途中で宇宙船が故障し、砂漠の惑星タトゥイーンに不時着した一行は、そこで奴隷として暮らす少年アナキンと出会います。
クワイ=ガンはアナキンの類まれなる「フォース」の力を感じ取り、彼が「選ばれし者」であると確信して、自由の身となった彼をジェダイとして育てるために連れ出します。
コルサントに到着した一行は、元老院の無策を目の当たりにします。
ナブーを救うため、王女たちは自ら戦うことを決意して帰還します。
激しい戦いの中、復活した悪の勢力「シス」の刺客ダース・モールが立ちはだかり、クワイ=ガンは命を落としますが、オビ=ワンがこれを撃破します。
最終的にナブーは解放されますが、舞台裏ではパルパティーン議員が議長の座に就き、銀河を支配する陰謀を静かに進めていたのでした。
⚫︎感想
エピソード1をもう一度ちゃんと観ると、スター・ウォーズの面白さがキチンとわかるような気がします。
なぜ戦争になったのか?
ジェダイの騎士とは?
まあ、そんなことは私以外の人たちはとうにわかっているのかもしれませんけど…
最近いろいろな映画を観ているうちに、この映画は何を言いたいのか!?
監督は何を観客に見せたいのか!?なんて考えてしまうようになりました。
でももしかしたら、戦闘シーンがすごかったなぁ!とか、自分もジェダイの騎士になってソードを使ってみたいなぁ!とか言う感想でいいのかもしれません。
ざっくり言うと、銀河系宇宙には色々な星があって、それぞれが独立した国です。それらの星が互いに貿易をしながら暮らしていました。
その各星たちから選出された有能な議員たちで構成された銀河共和国という政府が銀河系のルールを決めていました。
自由な貿易に税金を掛ける銀河共和国に意を唱えた通商連合は、反対の抗議デモを軍隊を使って女王アミナダの星を包囲してしまいます。
しかし、それはパルパティーン議員の陰謀だったのです。パルパティーンは自分が暮らす星ナブーを襲わせて、他の議員から同情票を集めて議長になろうと策略を立てたのです。
女王アミナダは平和的に解決するために、ジェダイの騎士たちに守られて、銀河共和国のある星コルサントに向かうんです。
その途中でジェダイの騎士の素質が非常に高い子供アナキンと出会います。奴隷の母は父がいないのにアナキンを授かったと言います。ん?キリストなのって思いました。
そのアナキンが故障した宇宙船の部品を買うためにポッドレースに出るんだけど、そのスピード感あふれる映像はとてもよく出来てます!
⚫︎スペオペ(スペースオペラ)っていうジャンルがある
SF(サイエンス・フィクション)のサブジャンルです。宇宙でおきる騎士道物語で、超光速宇宙船に乗ったヒーローが、悪の異星人と戦って、囚われの美女をを助けるというストーリーです。
アメリカの「スタートレック」、日本の「宇宙戦艦ヤマト」「銀河鉄道999」「機動戦士ガンダム」とかもスペオペなんですね。
⚫︎エピソード1がこの映画シリーズのはじまりではない
スター・ウォーズは1977年の『スターウォーズ ・エピソード4/新たなる希望』から始まる映画なんです。このエピソード1はその2年後の1999年に公開されました。だから映像技術はエピソード1の
そう言われてみれば、この映画からエピソード1とかいう言い方がはじまったような気もします。ルーカスは映画ヒットのために1番面白い物語から映画化したんですね!
⚫︎パルパティーン議員のシナリオ
銀河共和国は、お金が足りず仕方なく貿易に税金を掛けます。
それに反対する通商連合はナブーを包囲します。しかしそれは有力議員パルパティーンにそうすると反対意見が通ると言われたからです。
ナブー出身のパルパティーンはその後、侵略された側の可哀想な議員として同情票をもらい議長に選出されるという企みを持っていたのです。
⚫︎ ジェダイは連合国の騎士団
ジェダイの騎士は戦士では無く「平和の番人」です。厳しい修行によって万物に流れるエネルギー「フォース」を操り、ライトセーバーを武器にします。その圧倒的な個人技で、銀河中の紛争を解決してきました。
⚫︎ 今の世界情勢とリンクする
ジョージ・ルーカスは、意図的に現実の歴史や政治をモデルにしてこの物語を作っているそうです。
物語は「貿易ルートの課税」という極めて地味な経済問題から始まります。現実の世界でも、関税の引き上げや資源の囲い込み(封鎖)が国家間の緊張を生み、最終的に大きな紛争に発展することは珍しくありません。
悪役パルパティーンは、力ずくで国を奪ったわけではありません。社会の混乱や不安を利用し、民衆の「もっと強いリーダーが必要だ」という心理を巧みに操って、合法的な選挙で独裁的な権力を手に入れていきます。これは歴史上の独裁者が誕生するプロセスと酷似しています。
⚫︎ ジェダイや世界には隠と陽がある
ジェダイの使うフォースとは宇宙エネルギーです。そのエネルギーを使い敵を吹き飛ばしたり、暗示をかけて操ったりすることができます。
しかし、その力には光と闇、隠と陽があります。光(陽)として使うジェダイと、闇(隠)として使うシスがいます。また、光として使う者も、怒りや悲しみで闇に落ちることもあります。
のちに母を思う優しい少年のアナキンは闇に落ちてダースベーダーへと成長していきます。
⚫︎ 題名のファントム・メナスとは?
日本語訳は「見えざる脅威」です。目の前の通商連合(ドロイド軍)との戦いはただの目くらましで、本当に恐ろしい敵(メナス)は、正体を隠して(ファントム)すぐそばに潜んでいるという警告のようなタイトルなのです。
いやぁ、スター・ウォーズ知れば知るほど奥の深い映画なんですねー。
