シコふんじゃった。


1992年 日本映画

監督 周防正行

脚本 周防正行

出演 本木雅弘

   竹中直人

   清水美沙



⚫︎あらすじ


大学の文学部に通う学生・山本春道(本木雅弘)は、卒業単位のために廃部寸前の相撲部に入部することになる


しかし、部員はわずかで、彼も当初は嫌々参加していた


相撲への関心が薄いメンバーたちと共に試合へ臨むうち、次第に相撲の奥深さやチームメイトとの絆に気づき、少しずつ成長していく


そのうちに山本は不慣れながらも真剣に取り組むようになり、部員たちも互いに支え合いながら奮闘していく


そして最後には仲間との絆が深まり、やり遂げた充実感と喜びを味わう





⚫︎感想


相撲の廻しは洗ってはいけない!??


えっ…


衝撃なんですけど


調べてみると本当のことで、まわしは博多織や西陣織の高級絹織物で出来ていて、1本70万円〜100万円もするそうです


洗濯すると生地が弱くなることもあって洗うことが出来ず、また非常に高価なため、そうそう買い替えることも出来ません


また「水に流さない」というゲン担ぎの意味もあり、引退するまで一度も洗わないのが普通なのだそうです


ではどうしているのか?


毎日日干しをして、隠部にはアルコールをかけて消毒をしているそうです


映画にあるような安価な木綿のまわしは、ひどく汚れたときにだけ買い替えるそうですが、やはり洗いはしないそうです


相撲の世界、奥深いんですね



⚫︎だいたいシコ(四股)ってなんなの?


まず相撲は元々は神事です


そのためスポーツというよりも神事という要素が多い競技です


四股とは力士が土俵で足を高く上げ、踏み下ろす動作のことを言います


四股は足腰の強化、バランスや柔軟性の向上、そして邪気を払い、場を清め、精神を集中させるために行います



⚫︎女性は土俵に入ってはいけない?


古来より日本には穢れ(けがれ)という伝統的な概念があります


出産や月経などに伴う血を「穢れ」と見なす考え方があり、神聖な土俵への女性立ち入りを禁じています


2018年に女性が救命処置のため土俵に上がったとき、相撲協会からクレームが付きました


女人禁制のルールは日本の文化や伝統に深く根差していますが、社会の変化に応じて今後どのようになるか注目されています


最後に清水美沙が土俵に上がり「シコふんじゃった」には周防正行監督の相撲への「今後はどうするの?」というおもいを感じました