マイレージ、マイライフ


2009年 アメリカ映画

監督 ジェイソン・ライトマン

脚本 ジェイソン・ライトマン

出演 ジョージ・クルーニー

   ヴェラ・ファーミガ

   アナ・ケンドリック



⚫︎あらすじ


ライアン・ビンガム(ジョージ・クルーニー)はアメリカ中を飛び回って、色々な会社の社員をリストラする職業


そのため自然とマイレージが貯まっていき、次第にマイレージを貯めることが、生き甲斐にもなっていく


しかし時代が変わって、会社の方針が現場に行かなくてもパソコンの画面を見ながら解雇すればいいという考えになっていく


それは新しく入社した若い女性ナタリーからの進歩的な提案だった


しかし、中堅のライアンは、そんなやり方に納得しない、解雇という人生の一大事を、実際に対面もせずに言い放つなんて出来ないと主張する


そこでライアンとナタリーは新しいやり方を実践するために現地に向かい、パソコン画面を通して解雇をしていく…





⚫︎感想


パソコンが出来たことで、産業革命の時代のような通信革命が起きまさした。


今ではパソコンはケータイの中に入り込んでいるため、どんなに離れた所の人とも、無料で顔を見ながら会話が出来ます。


映画の中でナタリーが言ったように、パソコンを使えば、実際に現地に行くことが無くなり、時間と交通費の節約になります。


ですがライアンが言ったように、人生の一大事を画面上で通達するだけでいいのか!?という人道的な一面もあるのでしょう。


もしかしたらマイレージだって、会社員としてのライアンが貯めたものを個人のものとしていいのだろうか問題だってあるのかもしれません


パソコン世代のナタリーは、何とも思わずに解雇を通信ですればいいと、普通に心から思っているのでしょう。


そんなナタリーでしたが、彼氏からメールで無機質な別れを告げられてしまいます。

(実際に今ってそうらしいですけど)


ライアンには持論があって、人生をバックパックにたとえています。「家族、恋人、友人らを自分の人生のバックパックに詰めすぎていると重くて移動ができない、つまらない人生になる」と。


そんな中年のライアンに若いナタリーは「あなたのような身勝手な人生なんてありえない」と、愛する人のいないライアンの人生を否定します。


ひとりで身軽に生きてきたライアンの心にナタリーの言葉は少しだけ響きました。


妹の結婚式に呼ばれていたライアンは、パートナーとして、気の向くときに会うだけの関係性だった女性アレックスを誘って出席します。


そしてそのときアレックスを自分の通っていた学校に案内します。

(こういうことしがちだよな…)


しかし、結婚式の当日、妹の婚約者が結婚におじけ付いてしまいます。そんな婚約者をライアンは「人生の節目に君は一人だったか?人生には副操縦士がいたほうが楽しい」と説得します。


そしてライアンの心にも変化が現れ、突然アレックスの自宅を訪ねました、しかしアレックスには夫も子供もいました。


そしてアレックスから「あなたはただの息抜きなの」と言われてしまいます。


いやぁ、感想じゃなくてネタバレになってしまいました。


人生っていろいろありますね。



⚫︎ビロードのうさぎ


結婚におじけ付いた妹の婚約者が読んでいた絵本のタイトルです。


ビロードのうさぎの、ざっくりとした内容は、子供に本当に愛されたぬいぐるみにだけに命が宿るというトイストーリーのようなお話しです。


いつも一緒にいる存在=大切な存在


いや「いつも一緒に居たからって心が通じ合っていなければダメなんだよ」と言われているような気もしました。


ライアンが妹からバージンロードのエスコートを断られたように、そしてライアンが愛しかけたアレックスの仮面家族のように。

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