プリンス/パープル・レイン


監督 アルバート・マグノーリ

脚本 アルバート・マグノーリ

出演 プリンス


『ミュージシャンプリンスの自伝的映画』


⚫︎あらすじ


ミネソタ州ミネアポリスのナイトクラブ「ファースト・アベニュー」でキッド(プリンス)は人気No. 1バンド「ザ・レヴォリューション」のボーカルだった


女性シンガーのアポロニアも「ファースト・アベニュー」のステージに上がるためにやって来た


キッドとアポロニアはすぐに恋に堕ち、キッドのパープルのバイクでドライブする


わがままなキッドはバンド仲間とあまり上手くいってなかった


家に帰るといつものように父は母に暴力を振るい、キッドが止めに入るとキッドも父から殴られた


そんなキッドの前にライバルバンド「ザ・タイム」があらわれて頭角を表してくる


しかもリーダーのモーリスはアポロニアに「デビューさせてやる」と声をかけ、アポロニアはモーリスのプロデュースを受けて歌う


イラつくキッドが家に帰ると、父が銃で自殺未遂を起こしてしまっていた


悲しみの中、キッドはアポロニアへの想いを歌にする


ただあなたに会いたかっただけ🎵

紫の雨の中で笑ってる〜

パープルレイン パープルレイン







⚫︎感想


実際にプリンス本人が役を演じています。

プリンスがどのようにして人気が出るようになったかという自伝的な映画ですが、特に面白くはなかったです。


映画の中では、白人の母に暴力を振るう黒人の父がプリンスの両親でしたが、実際の父は真面目な黒人で、母も黒人だそうです。


ただ、映画が終盤になりプリンスのヒット曲パープル・レインを歌う頃まで観ているとプリンスの魅力が伝わってきます。


プリンスは、当時マイケル・ジャクソンと人気を二分するほどのスターでした。ですが、どうしてもマイケルほどとは思えませんでした。


映画を観て解ったことは、まずマイケルとはジャンルが違うということです。マイケルはソウルフルなディスコミュージックですが、プリンスはロックなミネアポリス・サウンドです。


黒人だとソウルミュージックを連想してしまい、マイケルのようなダンスミュージックを期待してしまいます。


プリンスの魅力は、黒人なのにロックミュージック、デヴィッド・ボウイのような中性的な魅力を持ち、ブルーノ・マーズのようにボーカルも、ギターも、ベースも、ドラムも、ピアノも演奏できる多彩な才能がプリンスなんです!



⚫︎ミネアポリス・サウンド


ミネアポリス・サウンドはファンクと言われる黒人のブラック・ミュージックが起源ですが、ファンクロック、シンセポップ、ニューウェーブなどが融合した音楽です。


プリンスはファースト・アベニューで演奏し、映画もここで撮られました。


プリンスを代表に、ザ・タイム、ジャネット・ジャクソン、シーラEなどのミュージシャンが出ています。



映画の中に登場したザ・タイムがめちゃくちゃカッコいいサウンドなのでお聴きください♪

プリンスより好みです♡

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