ディ・アフター・トゥモロー
2004年 アメリカ映画
監督 ローランド・エメリッヒ
脚本 ローランド・エメリッヒ
出演 デニス・クエイド
ジェイク・ギレンホール
エミー・ロッサム
『地球温暖化により氷河期になる未来』
⚫︎あらすじ
南極大陸の棚氷が割れ始めるのを、現場で見た気象学者のジャック
地球温暖化により氷が解けて海の塩分濃度が薄まることで、海流に変化が起こり氷河期が来ると予想する
そのことを政府に訴えるが、実感の無さから、相手にされなかった
しかしジャックの予想より早くおとずれた異常気象により、東京にはハンドボール大のヒョウが降り、ロサンゼルスは巨大竜巻により壊滅してしまう
その頃ジャックの息子、サムはニューヨークで豪雨と巨大な高潮に襲われていた
ニューヨークの人々は少しでも温暖な南に向かって歩き出し、メキシコの国境ではアメリカ人の侵入を拒んでいた
大統領はラテンアメリカの債務を全額免除することで、なんとかメキシコ政府と話をつけて国境封鎖を解いてもらう
⚫︎感想
なかなかいい映画でした
氷河期を迎える地球のなかで
親子の深い愛情が描かれていました
南極で氷が割れるシーンは迫力満点でした
アイズピッケル買おうかなと思いました
父の言いつけを守りその場に留まり人々を守った息子
その息子に必ず迎えに行くと言って約束を守った父親
最後にアメリカ大統領が言います
我々は間違っていた
地球の資源をいくらでも好きに使えばいいと考えていた…
地球温暖化のこと
もっともっと真剣に
考えなければいけないと感じました
⚫︎地球温暖化
地球は大気に覆われています。その大気が太陽光で温められているため、平均気温は14℃ぐらいに保たれています。これを温室効果といい、これが無ければ地球は、マイナス19℃になってしまうそうです。
しかし、産業革命後は大量の燃料を燃やすことにより二酸化炭素の排出量が増えて、地球をとりまく温室効果ガスが変化してしまいました。二酸化炭素が増えると、宇宙に逃げるはずの暖かい空気が逃げずにとどまってしまうため温暖化してしまうそうです。
他の酸素やチッ素とちがい、二酸化炭素は地球からの反射熱をとどめてしまう気体なんですね。
⚫︎ラーセン棚氷(らーせんたなごおり)
ラーセン棚氷とは、南極大陸の端っこが崩れて落ちる氷ではなく、東京都の3倍ほどの大きさの棚氷に亀裂が入り、大海に流れ出ていく現象です。
しかもその棚氷は表面に見えている部分が1割ということなので、ものすごく巨大な氷の島が流れて溶けていくことになるそうです。