はなさんぽ 2024年6月


今年の6月は梅雨入りが遅く、暑い日が続いています。朝晩は涼しくて日中は暑いので体調管理に気をつけています。



🔵ガクアジサイ/アジサイ


小さなつぶつぶが本来の花です。周りを額のように囲んでいるのは装飾花です。よく見ると装飾花の花びらは3枚や4枚や5枚のものもあります。

アジサイは日本の原種ガクアジサイの周りにある装飾花(萼:ガク)だけを発達するよう改良した園芸品種で「額咲き」と呼ばれます。

⚫︎アジサイ科 アジサイ属

⚫︎原産 日本

⚫︎花期 6月〜7月



🟡キンシバイ/ビヨウヤナギ


キンシバイは花つきが比較的丸みを帯びていて、かわいらしく横向きに咲いています。

金糸と言うので雄しべの長いビョウヤナギと間違えやすいんでしょう。

ビョウヤナギ(ヒペリカム)は、たくさんの細く長いおしべが上に伸びていて、花びらが開ききっています。ビョウではなくてビヨウ(美容)です。

⚫︎オトギリソウ科 オトギリソウ属

⚫︎原産 中国

⚫︎花期 6月〜7月



🌺タチアオイ


雑草のようにどこでも咲きますが、ハイビスカスのようで好きです。梅雨入りに花が下から咲き始め、花が上まで咲くと梅雨が終わります。

⚫︎アオイ科 タチアオイ属

⚫︎原産 ヨーロッパ

⚫︎花期 6月〜8月



🕐トケイソウ(パッションフラワー)


キリスト受難の花と呼ばれています。

3つの雌蕊がクギ、5つの雄蕊はキリストの受けたキズだそうです。500種の中で食べられる果実はパッションフルーツといいます。

⚫︎トケイソウ科 トケイソウ属

⚫︎原産 ブラジル

⚫︎花期 6月〜9月




🔴フェイジョア


南米原産の果物で、グァバと同じフトモモ科の植物で、和名ではパイナップルグァバと呼ばれています。なんと花びらも食べられるそうです。

⚫︎フトモモ科 アッカ属

⚫︎原産 南アメリカ

⚫︎花期 5月〜6月




💋クチナシ


花はすぐに茶色く変色してしまうので、咲き始めの花を撮りました。春に咲くジンチョウゲ、秋に咲くキンモクセイとともに三大芳香花と呼ばれます。

⚫︎アカネ科 クチナシ属

⚫︎原産 日本

⚫︎花期 6月〜7月




🔴ヒナゲシ


ヨーロッパ原産の花で寒さには強いですが、暑さには弱く日本の夏は乗り越えられないそうです。ケシ科ですが麻薬成分は含まれていません。

⚫︎ケシ科 ケシ属

⚫︎原産 ヨーロッパ

⚫︎花期 5月〜6月



💠ナツツバキ(シャラ)


沙羅双樹と似ているため代用として寺に植えられています。沙羅双樹(サラソウジュ)は、二本並んだ沙羅の木の下で釈迦が入滅したということで仏教と深い関係があります。

⚫︎ツバキ科 ナツツバキ属

⚫︎原産 日本

⚫︎花期 6月〜7月



🍆ワルナスビ


プチトマトに似た毒のある実を食べてしまうと危険なため、“悪魔のトマト”と呼ばれています。駆除しても生えてくるため牧野富太郎が名付けました。

⚫︎ナス科 ナス属

⚫︎原産 北アメリカ

⚫︎花期 6月〜8月



🩷シモツケ


昔の栃木県の呼び名、下野(シモツケ)で発見されました。昔は下毛野と書いていたものが国名を二文字にすることになり毛の字が無くなったそうです。

⚫︎バラ科 シモツケ属

⚫︎原産 日本

⚫︎花期 6月〜8月



🦊キツネノテブクロ


初夏から梅雨の頃にかけて、茎の上部に長い花穂を付けて、紅紫色の袋状の花を下向きにたくさんつけます。

⚫︎ゴマノハグサ科 ジギタリス属

⚫︎原産 ヨーロッパ

⚫︎花期 5月〜6月



🟣ホタルブクロ


初夏から夏の前半にかけて釣り鐘形の花を多数咲かせます。細い地下茎を伸ばしてふえ、開花した株はタネと多数の子株を残して枯れます。

⚫︎キキョウ科 ホタルブクロ属

⚫︎原産 日本

⚫︎花期 5月〜7月



🟡シロタエギク


花よりも、うぶ毛の生えた白い葉っぱを観賞するために植えられます。アジサイが咲くころに黄色い花を咲かせます。

⚫︎キク科 キオン属

⚫︎原産 地中海沿岸

⚫︎花期 6月〜7月



💠ヤマボウシ


お坊さんが白い頭巾をかぶる様子に見えることから名付きました。白い花びらに見えるものは蕾(つぼみ)を包んでいた苞葉(ほうよう)が開いたものです。

⚫︎ミズキ科 ミズキ属

⚫︎原産 日本

⚫︎花期 5月〜7月



🟡カンナ


花の色は、黄色やオレンジ・赤・白・ピンクなどがあります。一見花に見える部分は雄しべが変化したもので、本来の花はとても小さく目立たない姿です。

⚫︎カンナ科 カンナ属

⚫︎原産 熱帯アメリカ

⚫︎花期 6月〜10