ある愛の詩


1970年 アメリカ映画

監督 アーサー・ヒラー

脚本 エリック・シーガル

原作 エリック・シーガル

出演 アリ・マッグロー

   ライアン・オニール

   


名家の御曹司のオリバーと、イタリア系移民のジェニーが大学の図書館で出会い、恋に落ちるところから物語りは始まります…



⚫︎あらすじ


裕福な家柄でハーバード大のオリバーは、ラドクリフ大(ハーバード大学関連の女子大学)のジェニーと恋に落ち、オリバーの父親の反対を押し切って結婚をします。


しかし、ジェニーの命が白血病で残り少ないと知り闘病生活に入ります。オリバーは高額の医療費を絶縁していた父親に求めますが、病状は好転しないまま亡くなってしまいます。


オリバーと和解した父親との会話で

愛とは決して後悔しないこと」

という生前ジェニーがオリバーに残した言葉を語り、オリバーは2人の思い出の場所に行き、ただただその場所を眺め続けます…







⚫︎感想


この映画を観たことが無い人がいても、この映画のメロディを聞いたことが無い人はいないでしょう。


冒頭に雪の中で座っている男性が映り

「彼女はもういない」と言って始まり

最後にその場所の意味がわかる…


内容としてはありがちな物語でしたが、音楽効果もあって心に残りました。


物語りの中には父と息子という父子愛のカタチも描かれていたと思います。


アメリカ映画にしては純愛物語で、過激なベッドシーンが少なく子供にも見せられる映画です。


ただ、大学で報奨金を受けた彼が、そのお金を会場にいる彼女に渡してキスするシーンはやはりアメリカ的だと思いました。


雪の中で愛し合う二人の姿とメロディの雰囲気が、韓国ドラマ『冬のソナタ』と少し似ているなぁとも感じました。