マディソン郡の橋


1992年 アメリカ映画

監督 クリント・イーストウッド

脚本 リチャード・ラグラヴェネーズ

原作 ロバート・ジェームズ・ウォラー

出演 クリント・イーストウッド

   メリル・ストリープ



アイオワ州に住む平凡な主婦と、マディソン郡の屋根付き橋を撮影に来たカメラマンとの4日間の大人の恋を描いた作品です。



⚫︎あらすじ


亡くなった母の葬儀に集まった息子と娘は「わたしの遺骨を散骨して欲しい」という母の思いに戸惑う。そして母の秘めたる思いも知ることになるのだった。


アイオワ州マディソン郡に住むフランチェスカ・ジョンソン(メリル・ストリープ)は結婚15年目で単調な日々を送っていた。


ある日、夫リチャードと二人の子供たちが子牛の品評会のため隣州へ出かけ、彼女は4日間、一人きりで過ごすこととなる。


その4日間に、屋根付き橋を撮影するためにマディソン郡を訪れていた写真家のロバート・キンケイド(クリント・イーストウッド)と出会う。


フランチェスカとロバートは互いに惹かれ、熱烈な恋に落ちる。


「一緒に来てくれ」と誘うロバートに、フランチェスカは荷物をまとめるが、家族を思うその表情を見たロバートは、一人で去っていく。


数日後、夫のリチャードと共に街に出かけたフランチェスカは、雨の中、彼女を見つめ立ち尽くすロバートの姿を見つける。


フランチェスカは車のドアに手をかけ、彼の元へ行こうとするが、それ以上はできなかった。



フランチェスカのノートには「人生の全てを家族に捧げた。せめて残りの身は彼に捧げたい」という遺志が記されていた。


兄妹はようやくその遺志を理解する。後日、2人の手によって、彼女の遺灰はローズマン橋の上から撒かれた。







⚫︎感想


メリル・ストリープが恋をした少女のように可愛く見えて来ます。


「マディソン郡の橋」は、恋愛と家庭の価値観についての深い洞察を描いた作品だと思います。


4日間の激しい恋愛が、長い結婚生活よりも痛烈にフランチェスカの心に残ります。


土砂降りの中でフランチェスカを見つめて立ち尽くすロバート


そして夫の運転する車から飛び出してロバートのところに行きたい衝動を抑えるフランチェスカ


おいおい、夫は気付かんのかよ!

フランチェスカの心の変化に

だから妻に生活を飽きられるんだよ!

って感じのストーリーでした。


ある程度、年齢を重ねてから観るといい映画だと思います。



⚫︎アイオワ州


アイオワ州はアメリカの中央に位置する州で、『フィールド・オブ・ドリームス』や『マディソン郡の橋』などの映画や小説の舞台になったりしたところです。


アメリカ大統領選挙の前哨戦である大統領候補指名党員選挙を、全国に先駆けて行うことが定められています。


そのためアイオワ州党員選挙は大統領選挙の初戦としての位置付けになっていて、大統領選挙の際に世界的に注目をされます。


「アイオワを制する者が大統領選挙を制する」とも言われています。



アイオワ州のなかで生きるには浮気などした人は村八分にされるんだな、と感じました。


フランチェスカもその女性と距離を置いていました。しかしキンケイドが去ってからは彼女を理解して仲が良くなります。


田舎で生きて行くということは、後ろ指を刺されないように品行方正に生きていかなくてはならないんですね。これは日本の田舎も同じですね。



⚫︎屋根付き橋


マディソン郡の橋は、屋根付き橋(カバードブリッジ)と呼ばれる橋です。屋根付き橋は、木橋を雨から守って長持ちさせるために、屋根や壁をつけたものです。


屋根付き橋は、構造材の劣化から守る目的などで設計されたようです。覆いのない木造の橋は雨と日光の影響により、寿命が 20 年ほどしかありませんが、屋根付き橋は 100 年以上も存続するそうです。




屋根付き橋は日本にも各地にあります。浜松市の方広寺にかかる屋根付き橋に行ったことがあります。屋根付き橋は写真が撮りたくなる橋なんです。



屋根付き橋を散歩した時のブログです。

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