アルゴ


2012年 アメリカ映画

監督 ベン・アフレック

脚本 クリス・テリオ

出演 ベン・アフレック



1979年にイランで米国大使館に抗議する民が集まった。6人の職員はカナダ大使館に逃げ込んだ。CIAは救い出すために架空映画アルゴ作戦を決行した。



ペルシャ帝国 現在の国名はイラン

2500年もの間この地を治めた王たちは

シャーと呼ばれた

1950

非宗教的な民主的指導者モサデクが

首相に選出された

彼は英米が支配していた石油を

国有化し 民のものとした

だが 1953年 英米が陰で操って

モサデク政権を転覆させ

パーレビを国王(シャー)に据えた

若きパーレビは贅沢な浪費で知られた

王妃は 牛乳で体を洗い

パーレビは

コンコルドでパリから昼食を運ばせた

民は飢えていた

パーレビは権力維持のため

秘密警察サヴァクを創設

拷問と恐怖の時代が始まった

パーレビはイランの西欧化をめざし

シーア派教徒たちを激怒させた

1979

イラン国民はパーレビを追放した

亡命していた最高指導者

ホメイニ師が帰国

恨みの応酬 粛清 混沌が

イランを覆った

米国は癌を患うパーレビの入国を許可

イラン国民は米国大使館に押し寄せ

パーレビの引き渡し要求した

裁判にかけ 絞首刑にするために

事実に基づく物語



1979114日、イランアメリカ大使館に大勢のイラン国民が集まり、抗議、そしてアメリカ国旗を焼く映像から映画は始まる。


危険を感じたアメリカ大使館職員らは大慌てで書類を焼いて証拠隠滅をする。


そして職員6名は大使館から脱出して、カナダ大使館に逃げ込んだ。


CIAは彼等を脱出させるため会議を開く。


そして会議で決まったのは、映画を作るスタッフとしてイランに潜入し、人質を奪還する作戦だった。


その架空映画の題名はアルゴ。


CIAのトニーはその任務を遂行するために映画スタッフを装いイランに潜入する。


カナダ大使館に行き6名の大使館職員をニセ映画スタッフに教育し、イラン脱出をする日に作戦中止命令が出る。


アメリカ大統領が代わり、命令系統が滞ったのだ。


イラン側の疑いを肌身に感じるトニーは、作成遂行を決心する。


CIAも協力して策を講じ、カーター新大統領から承認を取り付けた。


予定通り空港に向かうトニーたち。


空港の警備隊長はハリウッドに国際電話をかけて英語でトニーの身分を問い合わせる才人だったが、これもクリアした。


搭乗後に身元がバレて駆け付ける兵士たち。


だが、スイス航空の旅客機は無事に飛び立ち、イラン領空から離れた。


イラン領空を出た旅客機にアルコール許可が出る…





⚫︎感想


イランからの緊迫した脱出が本当にハラハラドキドキしました。


嘘がバレればその場で射殺、運が良くても拘束されていたでしょう。


そしてとうとう空港を出て飛行機に乗ったときにバレてしまいました。


飛び立つ順番を待っているときにイランの戦士たちが空港を車で爆走しながら追って来ます。


これが実話なんだから凄い作戦です。アルゴは偽映画のタイトル名だったんですね。


アメリカ側から描いているので、それはもうアメリカ寄りの考え方で映画は進みます。実話とはいえエンタテインメントですから。


イラン側は米国とCIAこそテロ組織だといいます、たしかにイラン側から見ればそうなります。


アメリカは…、英米は…、いやヨーロッパの白人たちは文化も進んでいて、頭もいいのでしょう。


でも歴史を見ると、どちらが、かき乱しているのか?とも感じます。


日本もそうなのかも知れませんが、資源が無い土地に住む人たちは、資源を奪うために武力や知力を使います。


土地の奪い合いもそうです。イスラエルの紛争も、ウクライナの紛争も…


奪い合い、殺し合いの歴史の中から、罪を憎んで人を憎まずという宗教が生まれてきたんでしょうねぇ…


アメリカの凄いところは、自分たちがやってしまった事実も、ちゃんと映画にするところだと思います。


そう感じている時点でアメリカの戦略に落ちている気もしますが。