ボルサリーノ
1970年 フランス・イタリア合作映画
監督 ジャック・ドレー
脚本 ジャン=クロード・カリエール
出演 ジャン=ポール・ベルモンド
アラン・ドロン
この映画の出来事と人物はすべて創作です。フランスのマルセイユでのしあがっていくギャングの物語です。当時のソフト帽やパナマ帽をエレガントに着こなしています。
⚫︎あらすじ
1930年のマルセイユ。刑務所から出所したロッコ・シフレデイ(アラン・ドロン)は、子分2人を連れて自分の女ローラを探しに行く。
まずはキャバレーオーナーのダンサーという男の店に行き、ローラは出ていったと聞いた後、店に火を付けて立ち去る。シフレデイはダンサーの裏切りで刑務所に入れられたのだった。
別の店でローラを見つけるが、シフレデイの服役中にチンピラのフランソワ・カペラ(ジャン=ポール・ベルモンド)の女になっていた。
ローラをめぐりシフレデイとカペラは激しい殴り合いになったが、お互いにお互いの腕っ節を認め合って仲間になる。
2人はマルセイユの町で闇世界を牛耳っている親分たちを次々と倒し、ついに闇世界のトップになるが…
⚫︎感想
ボルサリーノと聞くと何となくカッコいい男のイメージがありました。その、カッコいい男のイメージの原点がこの映画だったのかと思いました。
ですが、ボルサリーノとは帽子を作った人の名前でした。1857年、イタリアのジュゼッペ・ボルサリーノ氏が創業を開始。映画ボルサリーノは、後にその影響を受けて製作されたそうです。
最初にアラン・ドロンが刑務所から出所してきた時のスーツは裾も短くてあまりかっこよくありませんでした。
ですが、ジャン=ポール・ベルモンドと組んで、のしあがっていくたびにお洒落なスーツにボルサリーノ(ソフト帽)が似合っていきましたね。
内容的には2人組のワルが、フランス・マルセイユの町でのしあがっていき、最後にトップは1人だけでいいと、仲間割れする前にジャン=ポール・ベルモンがマルセイユを出て行くという分かりやすい物語りでした。
⚫︎ボルサリーノ
1857年に、ジュゼッペ・ボルサリーノが創業したイタリアのアレッサンドリアにある帽子メーカー。中折れ帽(ソフト帽)やパナマ帽が有名ですが、ネクタイや手袋も製造しています。
⚫︎マルセイユ
古代ギリシャが建設したヨーロッパ最古の港町です。のちに古代ローマの都市として発展し、現在はフランス南部にある地中海に面した港町で、パリに次ぐ都市です。かつては「フランスで1番治安が悪い町」と言われていました。
⚫︎フランス人の名前
フランスでは1993年から自由に名前を付けていいようになりました。それまではカトリック教会の聖人暦や神話の人物名から選ぶのが当然とされていました。そのため大天使ガブリエルや、大天使ラファエル、アーサーなどの同じような名前が多いのです。
ジャン=ポール・ベルモンドのジャンは聖ヨハネのことです。女の子ならジャンヌになります。ジャンヌ・ダルクのジャンヌですね。


