OK牧場の決斗


1957年 アメリカ西部劇映画

監督 ジョン・スタージェス

脚本 レオン・ユリス

出演 バート・ランカスター

   カーク・ダグラス

   ロンダ・フレミング



アメリカ西部開拓時代の伝説的保安官ワイアット・アープの物語りです。1881年アリゾナ州のOK牧場で実際に起きた決闘を描いています。



⚫︎あらすじ


元歯科医のドク・ホリディ(カーク・ダグラス)は賭博師に成り下がっていました。嫌われ者のドクはフォート・グリフィンの町の皆んなからリンチに合いそうになります。そんなドクをドッジ・シティの保安官ワイアット・アープ(バート・ランカスター)が助けてくれます。


ワイアットがドッジシティに戻ると、札つきのドクもやって来ます。その上、ローラ(ロンダ・フレミング)という女が現れ町で御法度の賭博を始めてしまいます。ワイアットはローラを留置所に入れますが、美しい彼女に心を奪われてしまいます。


ワイアットに兄のバージルから手紙が届きます。兄バージルはトゥムストーンの保安官をしていますが、クラントン一家との確執が激化してきたという内容でした。ワイアットは恋しいローラを置いて兄の待つトゥムストーンの町へ向かいます。


決闘の場所はOK牧場です。クラントン側は殺し屋リンゴー・キッドを含むの6人、アープ側は3兄弟という数的不利な状況でした。


そこへドクが重病を押して駆けつけます。ドクは殺し屋リンゴーを撃ち殺し、激しい戦いののちにクラントン一家を撃ち倒します。



⚫︎感想


題名は有名ですが初めて観ました。ガッツ石松さんのキャッチフレーズ「オッケー牧場」はこの映画から来ているんですね。


ちなみに決斗は決闘と同じ意味だそうです。闘をかんたんに表した字が斗だそうです。


オッケーコラル、オッケーコラル♪

という歌で始まります。英語で「牧場」ってコラルって言うんですね。


実在したアメリカの伝説的な保安官ワイアット・アープの実話をもとにした話しが映画になったもので、『OK牧場の決闘』や『荒野の決闘』、『トゥームストーン』など数々の題名の映画があるようです。


アメリカ開拓時代の荒野の感じがよくわかります。街を一歩出ると周りは何も無い荒野です。遠くに見えるのは木の生えてない岩山、植物といえば背丈の3倍ほどもあるサボテンがあちこちにあります。


初期のアメリカは、そんな荒野で撃ち合いをしていたんですね。



⚫︎アリゾナ


アメリカ南西部にある州でモニュメントバレーの景色が目に浮かびます。



歴史的にアリゾナ州はアメリカ大陸のなかで最後の48番目に州となりました。

それまでアリゾナはメキシコ合衆国の一部でしたが、1848年のアメリカ・メキシコ戦争でアメリカの土地になりました。


OK牧場はアリゾナ州の南東部にあります。アメリカ原住民が住み、もとはメキシコだった土地を守る保安官ワイアット・アープは大変だったでしょうね。