旅立ちの時
1988年 アメリカ映画
監督 シドニー・ルメット
脚本 ナオミ・フォナー
出演 リバー・フェニックス
クリスティーン・ラーティ
反戦活動家のテロリストとして指名手配されている両親と逃亡生活を送っている17歳の少年の葛藤と成長を描いています。
⚫︎あらすじ
17才のダニーの両親はナパーム弾製造工場を爆破したたためFBIが追っている。
そのために、二人の息子たちも名前や学校を変えながら家族で逃亡生活を送っている。
やがてダニーには彼女ができて、あなたの家にも招待してとせがまれる。彼女にはマイケルと名乗っている。
「秘密主義なの?」と聞かれると、
「実は1971年の爆破事件でFBIに追われている。僕は2歳のときから、この暮らしだ。他を知らない」
その後二人は愛し合うが、ダニーには両親を捨てることはできない。
ダニー(マイケル)にはピアノの才能があることを音楽教師が見抜き、ジュリアード音楽院に推薦できるが、彼には前の学校の履歴がない。
教師はそのことをダニー(マイケル)の母親に伝える。
子供たちをこの生活から解き放さなければいけないと自首を考える両親。
そしてダニーだけをおいて3人は立ち去るのだった…
⚫︎感想
親の価値観を子供に背負わせてはいけないなとつくづく感じました。
子供は親を見すてることができずに、自分自身の人生を無駄にしてしまうことがあると思います。
ライオンは千尋の谷に我が子を突き落とすということわざがありますが、時には子供を残して自らが千尋の谷に落ちなければならないことがあるのかも知れません。
ダニーが彼女の部屋に庭の木を登って入るシーンがありました。そして二人は愛し合っているのに一緒に居られないところはロミオとジュリエットをオマージュしている感じがしました。
⚫︎リバー・フェニックス
多感な17才のダニーはちょっとディカプリオに似た、なかなかのイケメンです。
なんと彼はあのスタンドバイミーのクリスです。(一番右)
ですが残念なことに23才の若さで薬物中毒で亡くなってしまいました。
⚫︎父の両親はボルシェビキ
ダニーの父の両親はボリシェビキでした。
ボリシェビキ(Bolsheviks)とは、ロシアの政治的な団体で、彼らの指導者はウラジーミル・レーニン。1917年のロシア革命でソビエト政権を確立しました。彼らは労働者や農民の支持を受け、国有化、土地改革、平等な分配などの政策を推進しました。
そのためか、ダニーの家では母親への誕生日プレゼントは自作のものか、拾い物っていう決まりがありました。
きっとダニーの父親アーサー自身も、両親の影響を強く受けてしまった人だったのでしょうね…


