起終点駅 ターミナル
2015年 日本映画
監督 篠原哲雄
脚本 長谷川康雄
原作 桜木紫乃
出演 佐藤浩市
尾野真千子
本田翼
北海道の釧路を舞台とした、直木賞作家「桜木紫乃」の小説を映画化しました。好きだった女性を自殺させてしまった男の物語りです。
⚫︎あらすじ
鷲田完治(佐藤浩市)は旭川で裁判官を務めていた。ある日、覚醒剤取締法の裁判にむかし鷲田の恋人だった結城冴子(尾野真千子)があらわれる。
大学のころ全共闘の活動家だった冴子は水商売をしながら鷲田の生活を支えていたが、鷲田が司法試験に受かると自らの姿を消してしまったのだった。
冴子は旭川でスナックをしながらひっそりと暮らしていた。すでに妻子のある鷲田だったが冴子と不倫関係になっていった。
鷲田が仕事も家族も捨てて、冴子と二人きりで暮らそうと言い街を出る日に、冴子はホームから飛び降りて亡くなってしまう。
鷲田は、すべてを捨てて一人でやり直そうと釧路で国選弁護士と生きていた。そこへかつて覚醒剤取締法で弁護をした椎名敦子(本田翼)訪ねて来るのだった…
⚫︎感想
この映画、二度見ました。二度見るとわかることってありますよね…
あー、そういえば冴子の指にも一本だけマニュキアが塗ってあったよなぁとか、敦子の指にも一本だけマニュキアが塗ってあって、彼への想いを断ち切って函館に向かうときにはマニュキアが無くなっていたなぁとか。
敦子が「また帰って来ていい?」と聞いたときに鷲田は「だめだ!」と言いました。
冴子は、せっかく昔を振り返らないために旭川まで来ていたのに、鷲田に出会ってしまいました。だから想いを振り払うために死を選んでしまったんでしょう。
そして本当に愛していたんでしょう…
⚫︎作者「桜木紫乃」
原作者の桜木紫乃(さくらぎしの)さんは釧路生まれで、父親の経営するラプホテルを題材にした「ホテルローヤル」で直木賞を受賞しています。若いころからラブホテルの清掃作業をしていたことが冷めた性愛への視点を形成したそうです。
北海道では唐揚げのことをザンギって言います。なかでも釧路がザンギの本場のようです。
⚫︎旭川と釧路ってどんな感じ?
旭川は、鷲田が冴子のスナックに通った街です。旭川は北海道のほぼ中心部にある札幌に次ぐ第二の都市です。近くには大雪山国立公園や旭山動物園があります。
釧路は、鷲田が国選弁護人をしていた街です。東のはしにあるため交通は不便で、生活には車が必要です。夏は涼しく真夏日はほとんどありません。冬はマイナス30℃近くになりますが雪はそれほど降らないので雪かきの心配はあまりないそうです。


