ショーシャンクの空に


1994年 アメリカ映画

監督 フランク・ダラボン

脚本 フランク・ダラボン

原作 スティーヴン・キング

出演 ティム・ロビンス

   モーガン・フリーマン



冤罪でショーシャンク刑務所へ投獄された銀行員のアンディは、腐敗した刑務所内で理不尽な仕打ちをされながらも、決して人生を諦めなかった



⚫︎あらすじ


銀行の副頭取だったアンディは浮気をした妻とその相手を殺害した容疑で終身刑になってしまいます。


ショーシャンク刑務所に行くと、囚人たちは皆んな酷い扱いをされていました。囚人が警官に暴行されて死んでしまってもゴミのように処理されるだけでした。そして好みの新人が入所すると男の身体を狙い強姦する囚人たちもいました。


アンディは刑務所内で調達屋と呼ばれている黒人のレッドと知り合い、趣味の石を採掘する小さなハンマーを依頼します。刑務所内ではタバコのラッキーストライクがお金がわりに使われていました。


ある日アンディは刑務所の野外活動に選ばれます。そこで看守の話を聞いていたアンディは看守に節税対策を提案します。

「弁護士や会計士に金を払わなけばならないが元銀行員の自分なら無料です」

そう提案してショーシャンクの鬼看守から作業中の仲間たちに冷えたビールを出してもらうことに成功します。


それからのアンディは刑務所内の図書室で看守のお金に関する相談事を一手に引き受けました。そして税務相談を受けた看守たちの税務申告をするようになりました。


そのころ図書係だった老囚人のブルックスが服役50年で仮釈放になります。しかし外での生活に上手く対応できずに首を吊ってしまいます。


レッドは言います。

「この壁は魔物だ

初めは憎む、次に慣れる

そのうち依存するようになる

それが収容病だ 

終身刑とは人生を奪う刑だ」

と…


ケネディが暗殺された年、ショーシャンクの所長は、社会更生という名目で囚人を労働力として野外作業をさせピンハネし、土建業者からも賄賂を受けていました。


アンディは「ランドール・スティーブンス」という架空の人物を作りだし、所長の多額の不正なお金を隠蔽していました。


1965年に若いトミーが入所してきます。コソ泥のトミーはあちこちの刑務所に入っていたので

「自分がやった殺人事件を銀行家が犯人となって自分の罪をひっかぶった」

というアンディ事件の真犯人らしい囚人の話しをします。


アンディは所長に訴えました。ですが所長はアンディにずっとピンハネした金を洗濯させるために、トミーを呼び出して射殺してしまいます。


アンディは調達屋のレッドに

「出所したらメキシコのシウアタネホへ行って、海辺の小さなホテルを開く。そこに調達屋がいてくれると助かる」

と話します。


ある日の点呼にアンディが出てきません。

1966年アンディはショーシャンクを脱獄します。アンディの部屋のポスターの裏には穴が空いていました。壁を小さなハンマーで削っては削りカスを毎日庭にそっと巻いていたのです。アンディは排水溝の中を這いずり、嵐の中脱獄に成功します。


そして銀行で所長のお金37万ドルをおろして、新聞社にショーシャンク汚職と殺人のネタを送りメキシコに向かいます。


その後、釈放されたレッドは老囚人のブルックスと同じ感情になってしまいます。

「古巣にもどりたい

おびえずにすむところへ…


しかしアンディとの会話を思い出します。

アンディとの約束の地に行くとお金と手紙が埋めてありました。

「チェス盤を用意して待っている

希望は大切だ たぶん何よりも

悪いことは続かない

君の友 アンディ」

と。


レッドは仮釈放違反をしてアンディのいるメキシコへ向かいます。そして自由になった2人は真っ青な太平洋の浜辺で抱き合って喜びます。


⚫︎感想


「ショーシャンクの空に」を観るのは2度目です。とにかく感動する映画というジャンルではいつも選ばれている映画です。

なかでもアンディが地獄のような刑務所から穴を掘って脱獄した雨の日のシーンは有名です。


ただ、誰もが口を揃えて言うほど心に響くというようなことはありませんでした。

幸いなことに主人公のアンディよりはどん底ではないからかも知れませんが。


でも、人生の役に立つ映画だと思います。

 ↓

仕事ひとすじだと妻は浮気する

誤認逮捕されてしまうと抜けられない

囚人は人間扱いはされない

刑務所内では男も男に犯される

会計士などの特技は身を助ける

これらのことですかね。中でも道具を使わずにできる特技は持っておくと役に立ちそうですね。



すこし見方を変えれば、無罪のアンディはショーシャンク刑務所で「脱税幇助」「偽装工作」「脱獄」などの罪を重ねていきます。


ショーシャンク刑務所内では圧倒的なヒエラルキーが存在していました。ショーシャンクでは正しいことが正しいのではなくて、所長の言うことが正しいのです。

きっとアンディはそんな世界で正義などという概念は無くなってしまったんでしょうねぇ…



⚫︎アンディの部屋のポスターは?



①リタ・ヘイワース

1940年代のアメリカのセックスシンボルです。セックスシンボルとは性的魅力で人気がある人のことです。ショーシャンク刑務所内で上映された「ギルダ」にも出演していました。



②マリリン・モンロー

1950年代〜1960年初頭のアメリカのセックスシンボルです。アンディの部屋には映画「七年目の浮気」のポスターが貼ってありました。



③ラクエル・ウェルチ

1966年の映画「恐竜100万年」での革製のビキニ姿でセックスシンボルになりました。最後にアンディの部屋で脱獄用の穴が見つかったシーンに貼ってありました。