エヴァの告白
2013年 アメリカ映画
監督 ジェームズグレイ
脚本 ジェームズグレイ
出演 マリオン・コティヤール
ホアキン・フェニックス
ジェレミー・レナー
日本公開時のキャッチコピーは、「祈りは叶わず、希望はつぶされ、愛に裏切られ、ただ生きようとした。それが、罪ですか――。」です。
⚫︎あらすじ
ポーランドから移民船に乗ってアメリカに渡った姉妹の話しです。
やっとの思いでアメリカに着いたエヴァでしたが、妹のマグダが結核と診断されてエリス島で入国を拒否されてしまいます。頼りにしていた親戚も迎えに来ていないため強制送還されることになってしまいます。
その時に助けてくれた男性ブルーノに連れられて行ったところは売春宿でした…
⚫︎感想
エヴァは敬虔なキリスト教徒なのに、金を稼ぐために身を売るしかありませんでした。
エヴァはそのことを懺悔をするために教会を訪れます。“罪を憎んで人を憎まず”と言いますから、きっと神の前では赦されるんでしょう。
売春をさせていたブルーノはエヴァの告白を聴いて、きっと自分も改心したのでしょう。そしてエヴァを妹のいるエリス島に連れて行ってあげるんですねぇ。
こんなことが当時のアメリカ移民にはたくさんあったことなんでしょうね…
⚫︎1921年、戦火のポーランド
1919年〜1921年までポーランド=ソビエト戦争が起きていました。
1918年に第一次世界大戦が終わりドイツの力が弱まったころ、ロシアにも革命が起こり他国への干渉が弱まります。
この機に応じてポーランドは領土を取り戻すためソビエトと戦争になりました。
⚫︎1921年当時のアメリカ移民
第一次世界大戦後、外国からアメリカを守るという感情が強まりました。そのため新移民を厳しく制限するようになりました。
ポーランド人はカトリックのため、WASPのプロテスタント社会と宗教的に融合しようとしなかったため厳しく制限されたようです。
⚫︎エリス島
ヨーロッパ移民が最初に入る島です。ニューヨーク湾の左手にある自由の女神を見ながらエリス島に着きます。
⚫︎エヴァの名前
エヴァは旧約聖書に出て来る人類初の女性イヴに由来する名前です。ちなみにエヴァンゲリオンもイヴに由来します。
マグダはマグダラのマリアに由来する名前です。マグダラのマリアはイエスが十字架にかけられるのを見守った人物です。ちなみにイエスの母の聖母マリアとは別の人物です。
聖書の中に登場する女性の名が、どちらもマリアだと言うことなので分かりにくいかも知れませんが、当時に多かった名前だと言うことがわかります。

