若草物語


1994年 アメリカ映画

監督 ジリアン・アームストロング

脚本 ロビン・スウィコード

原作 ルイーザ・メイ・オルコット

出演 ウィノナ・ライダー

   トリニ・アルバラード

   サマンサ・マシス

   クレア・デインズ



『若草物語』little womanは、アメリカの作家ルイーザ・メイ・オルコットによる自伝的小説です。19世紀後半のアメリカを舞台に、マーチ家の四人姉妹を描いた物語です。



⚫︎あらすじ


19世紀、アメリカに暮らす個性あふれる4人姉妹。小説家を目指す次女は、執筆に励む日々を過ごしていた。姉と参加したパーティーで気の合う男性と出会ったが、やがて彼のプロポーズを断る。4人は、自分たちの信じる形で幸せを追い求めていく。


様々な試練に立ち向かいながら力強く生きていく4人姉妹の成長を描いた、ルイザ・メイ・オルコットの名作小説の6度目の映画化。


19世紀半ばのアメリカでは南北戦争が勃発して、マサチューセッツ州に住むマーチ家では、父が従軍した後、母とメグ、ジョー、ベス、そしてエミーの4姉妹で暮らしていました。


4女のエミーが事故に遭い、父の負傷と言う知らせが舞い込み、更に3女のベスが重い病気に感染して命の危機に晒されるなどと次々とマーチ家には困難が降りかかります。


4年後エミーはパリへ、次女のジョーは長年夢だった作家を目指しニューヨークへ向かいます。そこで、同じ下宿人のドイツ人教授、ベアと出会い交流を深めていきます。なかなか作家としての芽が出ず悩むジョーのもとに、ベス危篤の知らせが届きます。



⚫︎感想


まだ女性の地位が低かった時代に、自分のなりたい小説家になったジョーの生き方に感銘を受けました。


その時代には、女性に選挙権が無かったりの差別はありましたが、別にそのことに女性は臆することも無く、また男性も蔑んでいたようすでは無かったようです。



⚫︎ 原作 ルイーザ・メイ・オルコット

彼女は生涯、生活力の無いの父に代わって家族を支えるという強烈な決意と義務感を持ち、若い頃から家計のために働きながら、執筆の仕事を続け、1860年代に作家として成功を収めるようになった。『若草物語』の印税で家の借金を返し、両親の面倒と姉妹たちを経済的にささえました。

彼女は父の影響が大きかったと言われます。フェミニスト(女性解放思想)で生涯独身を貫き、奴隷制廃止、禁酒運動、女性参政権に取り組みました。



⚫︎アメリカ女性の呼び方

ジョーと聞くと男性的なイメージを持ちます。男性名でJoseph(ジョセフ)の愛称も Joe(ジョー)です。ですが女性名でも Joanna(ジョアンナ)、Jodie(ジョディ)も、Joジョーという愛称で呼ばれます。

長女マーガレットはメグ、次女ジョセフィンはジョー、三女エリザベスはベスと呼ばれていました。

次女のジョーは原作者オルコットのように女性ではありますが、男性のように自由奔放で仕事をして稼ぐ、まさに男性的なジョーにふさわしい名前なんですね。



⚫︎ウィノナ・ライダーの作品紹介です。

 





⚫︎細雪(ささめゆき)

日本にも4人姉妹の物語があります。谷崎潤一郎の代表作「細雪」です。関西の旧家・蒔岡家の四姉妹(鶴子・幸子・雪子・妙子)をめぐる人間模様を描いた小説です。昭和10年代、兵庫の芦屋、蒔岡家は大阪の船場で旧幕時代からの由緒を誇る商家でしたが、四姉妹の父親が放縦な経営をしたために家運が衰え、いまは斜陽族と成り果てています…