ワルキューレ


2008年 アメリカ・ドイツ合作映画

監督 ブライアン・シンガー

脚本 クリストファー・マッカリー

出演 トム・クルーズ



ナチスドイツで起きた『720日事件』は数多くのヒトラー暗殺計画の最後となった事件です。この9ヶ月後にヒトラーは自決しました。


ナチスドイツの中にはヒトラー暗殺を考えていたドイツ国民も多数いたという事実です。


『ワルキューレ』とはドイツ軍による内乱鎮圧作戦の暗号で、シュタウフェンベルク大佐 によるヒトラー暗殺計画のあとに発令されました。



⚫︎あらすじ


1943年、ナチスドイツの敗色は濃厚でしたがヒトラー総統は戦争を最後まで続けようとしていました。


そんな中、反ヒトラー派のドイツ軍人たちは密かにヒトラー暗殺を目論んでいました。


そこで、北アフリカ戦線で左目・右手・左手の薬指と小指を失う重傷を負ったシュタウフェンベルク大佐(トム・クルーズ)にヒトラー暗殺の任務をあたえます。



⚫︎感想


ヒトラー総統に近付くだけでも、ものすごく緊張する感じが出ていました。

ましてや暗殺するための爆弾を持っているんですからね。


軍部と政治家の意見が割れるところも、きっと日本もそうだったんだろうなぁ…って思いました。


独裁がすべて悪とは思いませんが、みんなが考える方向とあまりにも違った場合には、部下の中に暗殺を考える人々が出てくるんでしょうね。


今現在も独裁者が他国を攻撃しています。どうか歴史から学んで、平和的に解決してもらいたいものです。



⚫︎ワルキューレとは作戦名のこと

 ワルキューレとはドイツ国防軍を招集するための極秘作戦名です。

 ドイツ内のヒトラー暗殺派は、ヒトラーを暗殺したとしてもSS(ヒトラー親衛隊)が動くのを防ぐためにワルキューレを発動してSSの動きを封じ込める作戦を計画しました。


⚫︎ワルキューレって北欧神話なんだな

 もともとは北欧神話で「ワルキューレは神に仕える“戦いの女神”生かす者と死すべき者を選び、最も勇敢な者を苦もんの死から救った…」と映画でも言ってます。

 神々は、神々の戦争ラグナログのために勇敢な戦士の魂を戦いの女神ワルキューレたちに集めさせたそうです。

 神様も戦争するんですね。それじゃ人間なんて絶対に戦争しますよね。


⚫︎ワルキューレってワーグナーの曲

 ワーグナーは19世紀のドイツの作曲家です。ワーグナーはワルキューレを1856年に作曲しました。

 フランシスコ・コッポラ監督による映画「地獄の黙示録」では米軍ヘリがベトコンを攻撃するときに、米兵の士気を高め、ベトナム住民に恐怖心を煽るため大音量で「ワルキューレの騎行」を流しました。




⚫︎ シュタウフェンベルクって町がある

 クラウス・フォン・シュタウフェンベルク伯爵は720日のヒトラー暗殺に失敗して721日に銃殺刑になりました。

 現在のドイツでは反ナチ運動の英雄として顕彰されていて、シュタウフェンベルクっていう名前の町があります。


⚫︎トムクルーズの宗教が…

 ドイツの英雄シュタウフェンベルクは敬虔なカトリック教徒でした。そのためサイエントロジーのトムクルーズがシュタウフェンベルクを演じることに反発があったそうです。

 サイエントロジーとはアメリカの作家L・ロン・ハバートによって考え出されたもので、カルト、ビジネス、新宗教などの定義があります。