ボヘミアンラプソディ
2018年 イギリス・アメリカ映画
監督 ブライアン・シンガー
脚本 アンソニー・マクカーテン
出演 ラミ・マレック
ルーシー・ボイントン
グウィリム・リー
ベン・ハーディー
イギリスの伝説的ロックバンド『クィーン』そのボーカル『フレディ・マーキュリー』の伝記映画です。
⚫︎あらすじ
1970年のイギリスでフレディ・マーキュリーはボーカルが抜けてしまったバンドに自分をボーカルにしないかと売り込みます。
ギタリストのブライアン・メイと、ドラマーのロジャー・テイラーはフレディの歌声を聴いてすぐに本物だと確信します。
そしてベーシストのジョン・ディーコンも加わり『クィーン』として活動し始めます。
彼等のレコーディングを見たEMIのジョン・リードがスカウトして世界へと羽ばたいていくのです。
⚫︎感想
最初に驚いたのはフレディ・マーキュリーはファルーク・バルサラという名のインド人で、歯の出ている容姿や、パールシーということにコンプレックスを持っていたということです。改名してフレディマーキュリーになったんですね。
*パールシーとは
インドに住むゾロアスター教信者のこと。昔ペルシャ(イラン)からインドに移住してきた人のことをパールシーと呼びます。
バンドはキラークイーンが大ヒット!
しかし、『同じメソッドは使わない』と言ってオペラと融合させた曲ボヘミアンラプソディを作りあげました。
*メソッドとは
方法、方式、手法、やり方の意味
天才だなと思いましたね。
現在でもボヘミアンラプソディのような曲ってないですもんね。
ボヘミアンラプソディは6分もあって、普通の曲は3分です。だからどこのラジオ局も使わないと言われてしまいます。
フレディは自らラジオに出演してデモテープに入っているボヘミアンラプソディを流してしまうんです。
この行動力と信念が世にボヘミアンラプソディを出したんですね!
そんな頃からフレディは自分がバイセクシャルだと確信していくんです。
そしてフレディの彼女メアリーに打ち明けますが、彼女から『あなたはゲイよ』と言われてフレディのもとから去って行ってしまいます。
*バイセクシャルとは
バイセクシャルは全性愛と言われ全ての人に美的な憧れや情緒的・精神的な魅惑、あるいは性的・肉体的な欲望を抱きうる性的指向をいう。
*ゲイとは
男性の同性愛者のこと。
そしてフレディは当時不治の病と言われていたエイズにかかってしまうんですね…
本当の自分を理解してもらえない孤高の天才だったんですね。
また、かなり身勝手で遅刻の多いフレディにバンドメンバーのイライラはつのっていきます。
そんな時にギターのブライアン・メイが
足踏み2度、手拍子1回で
ドンドン・パン、ドンドン・パンと
ファンと一体化する曲『ロックユー』が生まれていくシーンがあります。
クィーンって皆んな天才なんです!
バンドは才能と才能の集まりです。
方向性が違っていくとまとまらなくなる…
そして何よりボーカルに注目が集まる…
で…解散に。
一人になったフレディは、いつも近くにいるマネージャーのポールにどんどん操られて行きました。
ポールさえフレディの近くにいなければ、クィーンは違っていたのかも…
そしてだんだんと弱っていくフレディ
フレディはポールに別れを告げます。
悪い奴はだんだんと忍び寄る
腐るとコバエが集ってくる
ポール、2度と近くによるな
のちにポールはフレディの悪口をテレビで言いふらします。
心を入れ替えたフレディはバンドメンバーに謝って「ライブエイドに出たい」と打ち明けます。
*ライブエイドとは
1985年7月13日に行われたアフリカ難民救済のためのチャリティーコンサートです。ライブエイドに出るミュージシャンはミックジャガー、デビットボーイ、ポールマッカートニー、レッドツェッペリン、フィルコリンズ、REOスピードワゴン、ボブディランなど錚々たるメンバーでした。
フレディはメンバーに言います。
家族は喧嘩もするだろ
わがままでクソったれだった
許してもらいたい
今の自分には
ロジャーみたいに反論がない
ブライアンの訂正もない
ジョンのしかめっ面もない
お前らが必要だ…
そしてクィーンはライブエイドに出演
ボヘミアン・ラプソディ
RADIO GAGA
ハマー・トゥー・フォール
愛という名の欲望
ウィ・ウィル・ロック・ユー
伝説のチャンピオン
という出演者中で最多の曲を演奏します。
映画の中で最後の曲ウィ・アー・ザ・チャンピオンがかかるときは鳥肌が立ちます。
ぜひ観てみてください。
⚫︎クィーン
クィーン(女王陛下)という名を持つイギリス・ロンドン出身のロックバンドで「史上最も人気のある100のロックバンド」でビートルズ、レッド・ツェッペリンに次ぐ3位の人気です。
⚫︎メンバー4名
ブライアン・メイ(ギター)
自作のギター「レッドスペシャル」とピックの代わりに硬貨を使用して独特の音色を奏でるギタリストです。
大学院では宇宙工学を研究していて、天文物理学で博士号を取得しています。
「ウイ・ウィル・ロック・ユー」はブライアンの作詞作曲です。
ロジャー・テイラー(ドラムス)
高音で“ガリレオ、ガリレオ”と歌声を入れているのもロジャーです。ロジャーはコーラスや一部ボーカルもこなしていました。
フレディとは仲が良く2人で同居しながら古着を売って暮らしていました。
「レディオ・ガガ」はロジャーの作詞作曲で、レディー・ガガの名の由来です。
フレディ・マーキュリー(ボーカル)
ゾロアスター教の両親のもとインドで生まれ本名はファルーク・バルサラといいます。7歳でピアノを習いはじめラジオで聴いた曲をそのまますぐに再現することができたそうです。
バイセクシャルで男女ともに交際していました。HIVに感染して45歳で亡くなりました。
「キラー・クイーン」「ボヘミアン・ラプソディ」「伝説のチャンピオン」などはフレディの作詞作曲です。
ジョン・ディーコン(ベース)
温厚な性格でクィーン解散の危機を何度も救いました。ベース以外にギター、ピアノ、キーボード、シンセサイザーなど演奏できるマルチプレイヤーです。
電気に強く演奏以外にもエフェクターやアンプなどを制作してバンドに貢献していました。
「マイ・ベスト・フレンド」「地獄へ道連れ」「ブレイク・フリー(自由への旅立ち)」などはジョンの作詞作曲です。
マイケル・ジャクソンはクィーンの大ファンで「ビリー・ジーン」は「地獄へ道づれ」から発想したそうです。
