蒲田行進曲


1982年 日本映画

原作 つかこうへい

監督 深作欣二

出演 松坂慶子

   風間杜夫

   平田満


花形俳優の銀四郎(風間杜夫)は自分の子供を孕っている女優の小夏(松坂慶子)を大部屋俳優のヤス(平田満)に「俺の代わりに父親になってやってくれ」と頼みにきます


昭和のザ・ニッポンっていう感じがする本当に面白い映画だと思います!



⚫︎あらすじ


新撰組主役の土方歳三役はもちろん倉岡銀四郎、ですが自分の顔のアップが少ないと自分を取り巻く大部屋俳優のヤスにいつもボヤいていました。


そんな銀四郎を慕うヤスに、銀四郎の子を孕った女優の小夏を押し付けに来ます。

自分はお偉いさんの令嬢と結婚するので身辺整理だと言う理由です。


捨てられた小夏は、ヤスを銀四郎の言うことを何でも聞く男と思っていましたが、献身的なヤスのことを段々と好きになっていきます。


ヤスは小雪と結婚すると決めて田舎の母親に合わせに行きます。


そんなころ銀四郎は段々と主役が減り、元気が無くなっていきました。


銀四郎がもう一度スターになるためには、死ぬかも知れない階段落ちをしてくれる大部屋俳優がいないと言うのです。


ヤスは憧れの銀ちゃんのために死ぬ覚悟で階段落ちの撮影に挑みます。



⚫︎感想


「銀ちゃ〜ん」好きですネ〜(^^)


本当にハチャメチャで、品の悪いファッションで、品の悪いキャデラックをシートベルトなんか無しで乗り回します。


「小雪」これがまたイイ女!


昭和の女だから男に酷いことされても、大抵のことは我慢してしまうんですね〜


「ヤス」ハイ、本当の主役ですヨ⤴︎


あんな階段から落ちたら死にますよ


ヤスは田舎に小雪を連れ帰り凱旋しました。そこでヤスの母親が小雪にヤスのことをお願いするシーンは泣けます


最後の「カ〜ット!」は今までの映画には無い斬新な終わり方でした。


蒲田行進曲なのに撮影は京都なんですね。

ずっと蒲田撮影所の話しだと思ってました。


脇を固める俳優陣も良かったですね!

蟹江敬三  映画監督

原田大二郎 銀ちゃんのライバル

高見知佳  銀ちゃんの婚約者

萩原流行  ヤスと同じ大部屋俳優

清川虹子  ヤスの田舎の母親


中でも友情出演していた千葉真一さんの白いスーツで走るシーンはキーハンターでしたよね〜。