フィラデルフィア
1993年 アメリカ映画
監督 ジョナサン・デミ
出演 トム・ハンクス
デンゼル・ワシントン
アントニ・オバンデラス
「全ての人間は平等に造られている」
という独立宣言はフィラデルフィアで唱えられました。そんなフィラデルフィアで、ホモやエイズ患者への偏見や差別を描いた映画です。
エイズを理由に事務所を不当解雇されてしまう若手弁護士をトム・ハンクスが演じます。
⚫︎あらすじ
アンドリュー・ベケット(トム・ハンクス)はペンシルヴェニア州フィラデルフィアの大手弁護士事務所の優秀なアソシエイトです。
アンドリューは同性愛者でエイズということを隠していましたが、顔にエイズによる紅斑が出ていることが同僚に気付かれて解雇されてしまいます。
アンドリューは事務所を訴えることを決意しますが、誰も『ホモでエイズの男』を弁護なんてしてくれません。
見るに見かねた黒人弁護士のジョー・ミラー(デンゼル・ワシントン)が弁護を引き受けてくれます。
⚫︎感想
まず、トム・ハンクスが若い!
そして、デンゼル・ワシントンも若い!
おっ、トムの同性愛の相手はマスク・オブ・ゾロのアントニオ・バンデラス
エイズ役のトム・ハンクスの痩せ方が凄い!
この映画でトム・ハンクスはアカデミー賞主演男優賞を取りました。
劇中でアンドリューが
「どんな難問にも解決策はある」
というセリフを言います。
本当にそうですね!
あきらめたらダメです。
⚫︎フィラデルフィア
ペンシルベニア州にあるフィラデルフィアは18世紀に独立宣言が行われた場所です。
独立宣言には基本的人権や国民主権が盛り込まれています。その中でも
「全ての人間は平等に造られている」
と唱えています。
⚫︎エイズ
エイズは、HIVというウイルスに感染した結果、免疫力が低下して健康なら防げる感染症やガンになってしまう状態のことを言います。
男性同士の性交渉は膣や口腔の粘膜よりも傷つきやすく弱い腸管で行われるため、HIVウイルスの侵入リスクが高くエイズになりやすいと言われています。