アメリ


2001年 フランス映画

監督 ジャン=ピエール・ジュネ

脚本 ジャン=ピエール・ジュネ

出演 オドレイ・トトゥ



なんだか変わった映画


パリにはいろいろな人がいて

いろいろな暮らしをしている


自分の世界に

閉じこもっていないで

勇気を持って飛び出そう


可愛いアメリはフレンチボブ

レオンのマチルダを思い出す

変わった世界観


私も楽しく生きよう

と思える気になりました…



⚫︎あらすじ


こどものころ両親から、あまりかまってもらえなかったアメリは、元軍医の父に身体検査をされるときに身体に触れられると胸がドキドキしてしまいます。


父は、そのドキドキを心臓の病だと思い学校には行かさず、アメリを家の中で元教師の母から教育を受けさせました。


母を事故で亡くすとアメリは、孤独の中で想像力は豊かですが、周りの人達とは上手くコミュニケーションのとれない女性へと育っていきます。


大人になったアメリはクリームブリュレの表面をスプーンで割ることや、サンマルタン運河で石を投げて水切りをするのが好きでした。


ある日アメリの暮らすパリのモンマルトルのアパートで古いブリキの缶を見つけます。


アメリはその宝箱を持ち主に返して喜ばれたことで、人を喜ばすことが楽しくなります。


それからのアメリは小さないたずらを繰り返すことで人々を喜ばそうとします。


そんなアメリに気になる男性が現れます。その男性はスピード写真のボックスの下に落ちた写真を集めるのが趣味でした。


しかしアメリは男性に話しかける勇気はありません。そんなアメリを周りの人たちが応援してくれるのです。





⚫︎感想


見ているうちにアメリの世界に引き込まれて行きました。


キュートなアメリの瞳、お洒落なファッションやパリの街並み…


カフェの同僚が、アメリがはじめて好きになったという男性に質問するシーンが好きです。


「あなたがいい人なんで心配なの、私の経験では外見がいいほど中身がダメ、あなたのこと教えて」と言って質問します。


「馬子にも」→『衣装』

「ネコに」→『小判』

「千里も」→『一歩から』

「火のないところに」→『煙は立たない』


「悪くない、うちの家訓なの、諺(ことわざ)を知る者に悪人はいない」


諺(ことわざ)覚えたほうがいいですね!


アメリは親から作られたガラスの中に閉じこもっていましたが、自らの手でガラスを割って出ていきました。クリームブリュレの表面を割るように…



⚫︎オドレィ・トトウ


アメリを演じたのは、1976年生まれのフランス人女優です。なんと父は歯医者、母は教師です。境遇もアメリと似てますね。



⚫︎クリームブリュレ


クリームの上に焦がしたカラメルのかかったお菓子です。アメリの公開後から日本でブームとなりました。



⚫︎モンマルトル


標高130メートル、パリで1番高い丘です。芸術家の街として有名でピカソ、ゴッホ、マチスなどが暮らしていました。アメリの背中を押してくれたのも画家の老人でしたね。



⚫︎カフェ


フランス文化の象徴とも言えます。ピカソなどの文化人も出入りしていました。テラス席が好まれるため、料金は店内席よりも高く、カウンター席が1番安いです。