キャプテン・フィリップス
2013年 アメリカ映画
監督 ポール・グリーングラス
出演 トム・ハンクス
2009年4月7日にアメリカのコンテナ船マークス・アラバマ号がアフリカの角ソマリア沖で海賊に襲われ、船長が人質に取られてしまった事件の映画化です。
⚫︎あらすじ
リチャード・フィリップス船長(トム・ハンクス)のコンテナ船がソマリア沖で海賊にシージャックされてしまいます。
フィリップス船長は4人の海賊に拉致され、人質になってしまいます。
主犯格のソマリア人、ムセはアメリカに対して身代金を要求します。
アメリカ海軍は交渉するため、ソマリア人とフィリップス船長の乗る小型船に近づきます。
交渉のため主犯格のムセだけがアメリカ海軍の船に乗りました。
しかしその後、射程距離に入ると残る3人のソマリア人を一瞬にして狙撃して、フィリップス船長は助けられます。
エンドロールにはテロップが出ます。
↓
「2009年4月17日フィリップス船長は家に戻り家族との再会を果たした」
「ムセは33年の懲役刑に処せられインディアナ州の刑務所で服役中である」
「フィリップス船長は2010年7月25日海上勤務に戻った」
⚫︎感想
ソマリア人が小型船で大型コンテナ船に近づき10メートル程もありそうな船体にハシゴを掛けてよじ登るのには驚きました。
そして、アメリカの船なのにクルーが誰も銃を持ってないことには違和感を感じました。
最後にはアメリカ軍がやって来て海賊を射殺します。
ほら、やっぱりアメリカ軍にだけは逆らっちゃダメ、射殺されますよ!と警告しているような気がしました。
⚫︎ソマリアの海賊
もともとはソマリア漁師です。無政府状態のソマリア近海に外国船が侵入して魚を乱獲したために漁師たちの生活は一層困窮したそうです。
しかも1990年には欧米の企業がソマリア近海に放射性物質を含む産業廃棄物を投棄するようになり、地域住民数万人が発病して漁業も出来なくなり海賊となりました。
一方で海賊がよく組織化していることから、イギリスの民間軍事会社が指導したソマリアの私設海上警備隊が海賊化したということもあるようです。
どちらにせよ、欧米列強の被害者であるという一面もあるようですね。
⚫︎ソマリア
1991年に勃発した内戦により国土は分断しています。のちにエチオピアの支援で暫定政府が出来ました。
しかし現在でもソマリランド、プントランドなど多数に分裂しています。

