ひろゆきのシン・未来予測


ニコニコ動画を作ったひろゆきさんは、現在フランスからYouTubeでどんどんと有意義な発信をしています。


そんな最先端の人が考えている日本の今と未来の予測です。




🔲テクノロジー:急変の今

→途上国のリープフロッグ現象

→自動運転になる

→ビックデータ5Vは大企業が独占


🔲経済:低迷が続く今

→年金は払うほうが得

→アマゾンAWSによる巨大化

→浸透しない予防医療


🔲仕事:生産性と効率が低い今

→機械に働かせる稼ぎ方になる

→定年は死語になる

→YouTubeでなんでも学べる


🔲生活:人口減少と都心集中の今

→経済低迷でモラル低下

→選挙はポピュリズムの戦いになる

→少子化で大学倒産


🔲コンテンツ:若者がTVを見ない今

→情報の速さで新聞の低下

→買うより借りる時代に




0.未来を考えるための今


⚫︎テクノロジーの今

現在は私たちはテクノロジー変化の急上昇の中にいます。データ通信量も急激に伸びています。5Gは2時間映画を3秒でダウンロードできるほどです。しかし5Gは電波が届く範囲が短いので、基地局をあちこちに建てなければなりません。


⚫︎経済の今

経済大国だった日本は、安い国に成り下がっています。外国人が日本旅行に来る1番の理由は安いからです。

ビックマック指数というものがあります。これはビックマックの価格を国ごとに比較して経済力を測るものです。

2021年、日本は390円で、アメリカは621円です。タイ429円、ブラジル480円、それよりも日本は安い国です。

アジアやアフリカの人口は増えていますが、日本は人口減少で海外からもマーケットとしての魅力が減っています。

さらに問題は人口構成が歪(いびつ)なことです。生産年齢人口が2015年は60.8%でしたが、2065年には51.4%になってしまいます。


⚫︎仕事の今

日本は1億を超える人口のため、それなりのマーケットが存在しました。しかし人口減少で国内マーケットの市場は減少してしまいした。一方、韓国は日本の半分くらいの人口なので、世界市場を意識していました。これはヨーロッパの国々も同様です。

国際競争力ランキングは1989年は1位でしたが2021年は64ヵ国中31位です。

高い評価の国は「イノベーションへの投資」「デジタル化」「福利厚生システム」「社会的結束を高めるリーダーシップ」が共通して高いと報告されています。

ですが日本はビジネスの効率性は「経営姿勢」や「生産性と効率」が極めて低くなっています。


⚫︎生活の今

日本は低出生率で小さな国になっています。人口が減っているのに、東京の中古マンション価格が暴騰しています。それは東京に住みたい人が多く一極集中しているということです。


⚫︎コンテンツの今

ものをつくる時代からものをつくってもらう時代への過渡期だと思っています。

テレビや新聞は減り、YouTubeやNetflixのようなコンテンツプラットフォームが勢いを増しています。

調査した結果、60代以上はテレビを見ていますが、10代と20代は半分がテレビを見ていません。




1.テクノロジー


⚫︎いまだにFAXを使い続ける日本

アフリカは電子決済が普及しています。リープフロッグ現象(インフラ整備されて無い国ほど技術革新するときには蛙のように飛び進むこと)が起きています。


⚫︎ひろゆきは福岡市のDXデザイナー

DX (digital transformation)とは

ITで人々の生活を便利にすること

日本はできない方の人に合わせる風潮が顕著なためなかなか進んでいません。


Digital TransformationなのにDX?

TransformationTransは、同義語のcrossと同じくXと略す習慣がある。またdtは、HTMLで任意の言葉を定義語として登録するタグとして使われていて紛らわしいため。


⚫︎自動運転は絶対に普及する

すでに飛行機やゆりかもめは自動運転です。テスラ社のロボタクシー構想は、オーナーの利用時間外に自動運転で運賃を稼ぐ未来です。

また、高燃費の自動運転車なら駐車せず走らすことで駐車場が無くなる未来も想定しています。ただし日本の法律は自動運転実験を阻むことになっています。


⚫︎遺伝子編集が超人類を生む

ビオ(オーガニック)有機無農薬野菜にこだわる金持ちと、安さ追求の低所得者に二極化します。

この遺伝子編集は人間にも来ています。倫理観や道徳観というものは時代とともに変わっていくでしょう。


⚫︎ビックデータは大企業が独占する

日本は“慎重さ”がおいていかれる理由です。新技術に失敗はつきものなのです。アメリカ社会は“とりあえず進めて不具合があれば直せばいい”というスタンスです。


*ビッグデータとは

人間では全体を把握することが困難な巨大なデータ群のこと。

Volumeボリューム(量)

Varietyバライティ(多様性)

Velocityベロシティ(速度・頻度)

Veracityベラシティ(正確性)

Valueバリュー(価値)

5つのVがビッグデータの特徴


⚫︎無人店舗より省力店舗が増える

今後はアマゾンゴーやユニクロの会計のようになっていきます。


⚫︎VRとAR

VR (virtual really)仮想現実

仮想世界をCGで創り出す技術

 (例)ドラゴンクエストVR

AR (augmented leality)拡張現実

現実世界にCGを映し出す技術

 (例)ポケモンGO

VRはエンタメ中心ですが、ARは医療などに期待が持てます。

オンライン診療に5Gはいらないと思います。5Gは結局無線、光ファイバーの方が効率的です。


⚫︎監視社会が人を道徳化させる

インターネットとは監視されているものです。しかし日本は、国民全員が使うようなサービスがないので信用スコアは浸透しないでしょう。


*信用スコアとは

年収や資産、借入の状況や返済履歴といった個人情報と、性格やウェブでの行動履歴・購買履歴、SNSの使用履歴などの情報をAIが数値化・可視化すること。




2.経済


⚫︎年金は払うほうが得

年金は、まず給料から年金の保険料を引いてから税金がかかります。税金の徴収額が少なくなる分年金はトクします。

みずほ総合研究所のデータでは1995年生まれの人の国民年金支給額は支払った分の1.2〜1.5倍です。厚生年金なら2倍以上を受給できます。


⚫︎でも、それだけでは暮らせない

日本の年金制度は自分の分を自分で用意する積立方式ではなく、金を稼ぐ現役世代が年金受給者を支える賦課方式です。

このシステムが出来た当時の平均寿命は66歳でした。ところが80歳過ぎまで生きるのが当たり前になり、年金を受取る年数が長くなりすぎています。


年金だけでなく介護保険も制度疲労を起こしています。2000年に2911円だった全国平均の保険料は2020年に6771円にアップしています。


⚫︎老後2000万円問題とは何だったのか?

2017年総務省の算出で、夫65歳、妻60歳の無職で年金が209,198円、支出が263,717円だとすると、毎月55,000円不足します。

5.5万×12ヵ月×30年=1980万円です。

年金はあくまで生活の一部を支えてくれるものなのです。


⚫︎孤独な高齢者の増加

職や財産、社会的信用がないため犯罪に手を染める無敵の人が増えています。

堀江貴文さんの経験では「刑務所のほうがいい」と犯罪を繰り返す人もいるそうです。

イギリスは孤独担当大臣が設けられました。日本も少子高齢化担当大臣が孤独・孤立対策担当大臣を兼務することになりました。


⚫︎現金至上主義からの転換

日本は治安がいいから現金でいい…

『キャッシュレス比率(2016年)』

 韓国   96.4

 中国   65.8

 アメリカ 46.0

 フランス 40.7

 日本   19.9

 ドイツ  15.6

2019年に買収事件を起こした元法務大臣のように、悪事のために現金を望んでいる人がいます。


⚫︎巨大化するアマゾン経済圏

アマゾンのクラウドサービスAWSの売上高は業界2位のマイクロソフトの2倍以上になります。アマゾンなんてネットで買い物ぐらいしか使わないなんて思っている人もいるでしょうが、現実はそうではないのです。


アマゾンを脅かす製品やサービスが出てきたら、アマゾンはそれより安い値段で類似製品やサービスを提供する。

もう一つは買収してしまうことです。買収額が巨額でも、将来性のある企業買収なので株価が上昇します。


⚫︎予防医療は浸透しない

予防医療とは

1.肺炎などの危険な感染症を予防

2.病気の重症化や再発を予防

3.病気にならないよう健康状態を保つ

その方法は

1.食生活や運動、予防接種

2.健康診断、人間ドックで早期発見

3.治療、リハビリで再発防止

高齢社会では寝たきりにならず自立して暮らせる健康寿命を延ばすことが重要になります。

病気になったら病院に行けばいいという考えでは医療保険が崩壊します。

日本人はワクチンにも消極的で過度にリスクを恐れています。予防医療の有用性を認識すべきです。


⚫︎環境保全と経済成長

電気自動車は二酸化炭素を含む排気ガスを出さず環境にいいです。

しかしエネルギー源である電気の発電まで考えると火力発電所からの二酸化炭素排出量はどうでしょう。


⚫︎食料危機

地球にはキャパシティがある。要するに地球に収容できる人間には限りがあるのです。先進国では少子化が進んでいますが、地球規模で見れば人口爆発が起きています。それは食料危機につながります。




3.仕事


⚫︎給料が下がっているのは日本だけ

食品業界には「千三つ(せんみつ)」と言う言葉があります。これは千個の新商品を出しても当たるのは3つしかないと言う意味で商品開発の難しさを表しています。新商品のため、一生懸命働いてどんどん生産性が下がるという未来です。


⚫︎優秀な人材の流出

「日本から出た方がいい」というと「英語とプログラミングスキルでどの国に行けばいい?」という優秀な1割の人と、「英語話せないし海外なんて無理…」という9割の人に分かれます。


日本は堀江貴文さんやミクシィの笠原健治さんのような、これまで見たことがない新しいものは胡散臭く信用できないという傾向が強すぎます。


サンフランシスコの民泊会社のAirbnb(エアビーアンドビー)は日本だったら旅館業法違反で逮捕されていたでしょう。新しいビジネスを「よくわからない怪しいもの」として次々と潰すのが日本なのです。


⚫︎アメリカと日本の家族

エマニュエル・トッド氏の『世界の多様性家族構造と近代性』

アメリカは親子関係が独立していて、成人すると家を出て、同居は無く核家族が基本。そのため個人主義的で故郷や祖国に固執せず、どんどん動き回る傾向がある。

日本は子どものうち1人が親元に残って跡取りとなり、家や土地を引き継ぐ。同居を繰り返すことで直系を維持する。故郷や祖国から離れることに積極的ではなく、移動性が低い。


⚫︎お金を稼ぐ方法

1.自分で働く

2.お金に働かせる

3.機械に働かせる

1で楽は出来ません

2は元手が無いと出来ません

3は株式自動売買ツールで利益を出したり、2チャンネルの書き込みを自動でまとめるサイトをつくって広告収入を得ている人もいます。

とにかくプログラミングを身につけることがいいと思います。


*プログラミング

コンピュータを動かすための指示


⚫︎格安業態は市場から退場させる

安さを売りにしている飲食店などが、人件費が高騰したので閉店することがありました。まともな人件費も払えないような店はそもそも儲かっていなかっただけです。


⚫︎移民を拒否できる日本

ヨーロッパは地続きです。イギリスは島国ですが海峡トンネルです繋がっていますので移民が入るのを防げません。

日本は海峡トンネルも無いので、世界中で移民を受け入れない独自の存在感を出すことが出来ます。


⚫︎定年が死語になる

日本は65歳以上を高齢者、65歳から74歳を前期高齢者、75歳以上を後期高齢者としています。

今後75歳以上が高齢者となっていくでしょう。これには政府の年金受給年齢を引き上げたい思惑も見え隠れします。

そもそも60歳で定年して、死ぬまで年金で生きていくなんていう話は特殊。昭和のごく限られた運のいい世代がいたという話しです。

これからは半分リタイアを目指して体の負担が少ない仕事で、プログラミングなどのスキルを身に付け自分のペースで働く生き方を実現するべきです。


⚫︎素人革命を起こせ

ケニアのジュリアス・イェゴはYouTubeを見てやり投げを学習して金メダルを取りました。日本にも野球をYouTubeで見て学びスライダーやツーシームなどを投げれるようになった選手がいます。

ネット上には一流の人が教えてくれる動画が沢山あって効率よく学べます。


⚫︎なんでも学べる時代が来た

寿司の握り方などが長い下積み無しで学べます。可能性についてもYouTubeで自分の歌や楽器を世界中にアピールできます。




4.生活

⚫︎崩壊は地方から始まる

日本の市区町村1799のうち896が消滅可能性都市に該当するというデータがあります。

高度成長期にインフラ整備された道や橋のメンテナンスに対して、高齢者は自分が生きていない未来より今のことに金を使う政治家に1票入れます。

これからも利用する若者よりも高齢者のほうが多いので崩壊は地方から始まっていくのです。


⚫︎空き家問題

地価が高騰していた時代は、土地相続は良かったですが、今は借り手も付かない地方の家は相続税がかかるだけです。

取り壊すにもお金がかかるためガラスが割れ、ネズミが徘徊する危険物件となっていきます。


⚫︎日本人のモラル低下が起こる

世界平和度指数で日本は9位です。治安のいい国として高い評価を受けています。こうした安心・安全は人々のモラルです。これは経済的に安定しているからです。これから日本人が貧しくなると、匿名性の高いネット上から治安悪化が起きていくでしょう。

テラスハウスの女性レスラーが自殺したケースなど記憶に新しいです。ネット上でも褒める機会を増やすといいと考えています。


⚫︎引きこもり問題

日本には40歳以上の引きこもりが100万人もいます。


⚫︎大統領選挙はポピュリズムの戦い

ヨーロッパではポピュリズムが問題になっています。

ポピュリズムとは、有権者を「エリート」と「大衆」に分けた上で、2つを対立する集団と位置づけ、「大衆」の権利こそ尊重されるべきだと主張する政治思想をいいます。

アメリカ人の多くは、仕事を安い賃金のメキシコ人に奪われたと思っています。その思いを利用したのがドナルド・トランプです。

2020年の大統領選ではトランプもバイデンも選挙ハックとしてポピュリズムを採用していたのです。

ハックとはハッキングのことで、情報システムやプログラム、ネットワークなどの動作を解析したり、独自に改造や拡張などを行うこと。 それが転じて、他人のシステムを不正な手段で操作したり不正に機密情報を入手すること。


⚫︎N党

立花孝志さんはNHKの職員でNHKの裏金づくりをしていました。それを週刊文春に告発しました。彼はNHKをぶっ壊したい目的で選挙を用いています。

日本の地方選挙では2%を得れば当選すると言われています。

支持政党がなく、悪目立ちしている人に面白がって投票する人が結構います。

それもわかっていてN党はすでに26人の地方議員を出しています。


⚫︎小平市の無投票当選

無投票当選とは、選挙において立候補の届出者数が定数以下となった場合に、投票が行われずに候補者全員が当選する状態のことです。

2021年の都議会選挙で小平市の有権者たちは選ぶことすら出来なかったわけです。無投票当選が頻発すれば、もはや民主主義は成り立ちません。


⚫︎政府が少子化を加速させる

日本の赤ちゃんの99%が20歳から39歳の母親から生まれています。つまり少子化対策にはこの世代にお金を回すことが重要です。しかし人口の少ない若年層の意見を聞くと選挙に負けてしまいます。その結果が今回の児童手当廃止です。


⚫︎大学倒産時代

代ゼミが好調だった1992年に40万人いた浪人生は、今では5万人です。

少子化で若い人口が減ると大学経営も難しくなっていくでしょう。




5.コンテンツ

⚫︎欧米にはないテレビ文化

フランスにテレビ芸人は存在しません。テレビタレントがいるのは日本を含めたアジア圏に多いように思います。


⚫︎解約を何より恐れる新聞社

新聞発行部数は1997年がピークで5376万部、それが2018年には3990万部と、4分の3に減少しました。


情報速度が飛躍的に上がった時代に、日経新聞を読めば賢くなるとか、ビジネスに役立つとか考えてる時点でかなりまずいでしょう。


⚫︎「買う」より「借りる」若者たち

かつては、デートにレンタカーなんてあり得ませんでした。でも今は「車なんて買ったら維持費がもったいない」と彼女に叱られる時代です。

環境問題にも敏感な若者は必要なときだけ借りて使うシェアリングエコノミーを歓迎しています。

若者たちが「買わないで借りる」生活スタイルを選ぶなら企業も「売らないで貸す」という道を模索していくでしょう。


⚫︎サブスクは今後も伸びそう

アマゾンの動画や音楽の定額配信サービス、会員制スポーツクラブやラーメン店までサブスクになり、買わない時代を迎えることでしょう。


⚫︎ネットフリックス

世の中にはお金はかけらないけど面白いものをつくる才能をもった人がたくさんいます。ネットフリックスの強みは、ハリウッド映画のような派手な枠組みに入り込めない良質な作品が集められる点です。

なかでも、1970年代のメキシコを舞台にしたROMAは傑作でした。



⚫︎おわりに

ただ、日本人の規範意識の高さや日本の治安の良さ、ご飯のおいしさと言うのは30年後もそこまで変化していないと思うので、稼がなくても楽しく暮らすという心構えを持っている人にとっては、日本は過ごしやすい国のままだと思います。




ひろゆきさんの本を読むと、日本は経済大国から、ヨーロッパの落ち着いた風景の国のような雰囲気になっていくんでしょうか。


英語とプログラミングを習得して海外に出る人1割の人と、そうではない残りの人になっていく未来予測でした。


少子高齢化の中、1割の優勝な頭脳の人に日本で企業したくなるような政治をしてもらいたいです。


残りの人は安くても楽しめる生活をするように心がけましょう。


日本は1番成功した社会主義国家だという話を聞いたことがあります。もしかすると本当にベーシックインカムの時代がやってくるかもしれませんね。