ビリーブ 未来への大逆転
2018年 アメリカ伝記映画
アメリカで男女平等を訴えた女性ルース・ギンズバーグの実話です。
彼女は連邦最高裁判事を30年も勤めアメリカで絶大な支持を集めていました。
100%不利と言われた男女平等裁判を勝ち取った物語です。
アメリカでJFKといえばジョン・フィッツジェラルド・ケネディー、
アメリカでRBGといえばルース・ベイダー・ギンズバーグというぐらい人気の女性です。
⚫︎あらすじ
ほとんど男性生徒しか居ないハーバード大学の入学シーンからはじまります。
ルースは、ハーバード大学の女子学生歓迎パーティーで「男性の席を奪ってまで入学した理由を話してくれ」と嫌味を言われます。
当時のハーバードは500人中9人しか女性は居ませんでした。
ルースには、同じハーバードに通う2年生の旦那さんマーティがいました。しかし精巣ガンになり生存率5%だと告げられてしまいます。
病室でルースは「決して諦めない、仕事も、勉強も、弁護士になることも。私と一緒に生きるのよ」とマーティに告げます。
マーティがニューヨークの弁護士事務所に就職が決まると、ルースはハーバードからコロンビアに移りたいと希望を出します。
1959年コロンビアを主席で卒業したルースは、ニューヨークで弁護士事務所を訪ねますが「女性、母親、ユダヤ系」ということで断られ続けます。
仕方なく大学教授になります。
1970年、ベトナム戦争反対を訴えるヒッピー姿の学生の居る大学で法律を教えることになります。
そのころルースの娘はグロリア・スタイネムの集会に参加していました。
(グロリア・スタイネム=アメリカの女性リーダー活動家、プレイボーイクラブ潜入記は有名)
母として「参加は危険だ」と叱るルースに対して娘は「議論だけじゃダメ行動しなくちゃ」と訴えます。
夫のマーティはルースに「男性だからという理由で介護費用が認められない訴訟がある」と伝えます。
ルースはそれは男性に対する性差別だと言って連邦裁判所に認めさせれば先例になると意気込みます。
そして上告をすることを決めたルースは協力者を求めてACLU(自由人権協会)を訪ねます。
しかしACLUでは「ドロシー・ケニオンでさえ勝てなかった裁判に勝てるわけがない」と断られてしまいます。
(ドロシー・ケニオン=ルースが尊敬する先輩の女性弁護士)
次にルースは原告の男性を訪ねて「法律を作った男性は、家で介護する男性を想像できなかった」と言って無償で弁護を引き受けます。
ルースは娘を連れて尊敬するドロシー・ケニオンに会いに行きます。しかしドロシーは「この裁判には勝てない」と言い切ります。
しかし、ルースは「社会が変化したら法律も変化しなければ」と反論します。
ルースの娘は「100年前に負けたからって今負けるとは限らない」と強い口調で言い放ちます。
帰り道、ルースたちを口先で誘ってきた労働者の男たちに、娘が「よく言うわね!」と逆に強い口調で男たちに言い返す娘の姿を見てルースは驚きます。
「自由で怖いもの知らず、20年前とは大違い…ケニオンは間違ってる。人の心はもう変わったと」気づくのです。
「法律は昔の判例に基づく、今の時代に合ってない場合もある」と。
ルースの趣意書をタイプしていたタイピストが「セックスを穏やかな言い方のジェンダーに変えては?」と提案します。
そのころケニオンはルースのためにACLU来ていました。そして「女のために闘いなさい」と迫ります。
そしてサポートする人たちも集まり、いよいよルースは法廷に立つのでした。
⚫︎感想
アメリカって色んな人種が集まってできた国だから、きっと色々な問題が沢山あって、それに法律を作り、どんどん改革していったんでしょうね。
だからあんなに弁護士が多い国なんだろうなぁと思います。
もともとアメリカは敬虔なキリシタンであるピューリタンだから「人はこうあるべき」という考え方が心の奥底にあるんだと思います。
古い歴史を持つヨーロッパから新大陸に移り住んだ人たちが、試行錯誤しながら新しく作り上げていった国がアメリカという国なんでしょうね。
ルース役の可愛らしいフェリシティ・ジョーンズと、マーティ役のイケメンで196㎝の長身アーミー・ハマーの家族愛も見どころです。
