アメリカで実際に起きてしまった飛行機不時着の話しです。
飛行機がハドソン川に不時着するスリルとサスペンスを描く映画だと思ってたら、そんなことじゃ無いんだよね。
飛び立ったばかりの飛行機に渡り鳥の群れが突っ込んでエンジンがストップしちゃうんです。いわゆるバードストライクってやつ…
この事態に機長と副機長は空港まで戻れないと判断してハドソン川に不時着することを選択します。
なんとか無事にハドソン川に不時着して機長たちは150人の命を救った英雄になりました。
ところが映画はこれからが本番で、飛行機が川に墜落したって考えている航空事故調査委員会の人たちと、
安全のために川に不時着したと言う機長たちとの裁判の映画なんだよね。
墜落と不時着は保険金とかも全然違ってくるから、なんとかして事故調査委員会の人たちは墜落にしたいわけ。
事故調査委員会側がコンピュータシュミレーションで再現すると、なにも好き好んで川に不時着しなくても近くの空港に無事に着陸出来たって言うんです。
だけど機長らは、コンピュータシュミレーションだけではわからない現場の判断があると主張して抗議します。
なんてったって機長たちパイロットだって、生まれて初めての経験なわけだから判断するまでに数秒間かかるんだよね。
そりゃ、事故調査委員会の人は冷静に近くの空港に向かう判断のシュミレーションをするから安全に着陸できるけど、
両方のエンジンがストップしたら数秒間は何があったのか⁈、どうしようか⁉︎、とかなるでしょ。
それで、もう一度数秒間の判断する時間を入力してシュミレーションすると飛行機は墜落してしまうわけ…
だから、機長たちパイロットのとっさの判断が正しかったていうことになりました。
疑われたり、間違っていたと批判されることって、きっと誰にでも起こる可能性があるよね。
でも、自分が正しいと信じてるなら、断固として自分の意見を主張しないといけないなぁと感じました。
「室井さん、事件は現場で起こってるんだ、会議室じゃない」ってことですね。