雪国


高橋一生さんと奈緒さん主演のNHKドラマ「雪国」を見た。


「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」


という出だししか知らなかった


金持ちの作家の島村(高橋一生)が、雪国で駒子(奈緒)という芸者といい仲になる物語り。


島村は文筆活動のために雪国の旅館にこもっていた。


そのときに部屋に呼んだ芸者が駒子だった。


駒子には好いた行男(高良健吾)という人がいたが、お金のために芸者になり離ればなれになってしまった。


行男が病いになったと聞いた駒子は、稼いだお金を行男に送っていた。


いよいよ行男の身体が悪くなり故郷に戻ると知った駒子は、駅で行男の帰りを待っていた。


しかし帰ってきた行男のそばには、駒子の知り合いの葉子(森田望智)がいた。


行男がいよいよ危篤というときに葉子は駒子を呼びに来るが、


島村といた駒子は「見送り中だから行けない」と葉子を突っぱねる。



妻子持ちの島村が、遊びで呼んだ芸者の駒子を俯瞰で見ているような感じで物語りがすすんでいく。


駒子は「何にも無くても、ただずっと深く好いている人がいる」


行男は「貧乏で芸者になっていく、駒子を見送ることしか出来なかった」


葉子は「どこかで駒子に後ろめたさを感じている」


島村は「そんな駒子たちの関係性に興味があって見つめ続ける」



劇中で「徒労」という言葉が何度も出てくる。


徒労(とろう)とは「骨折って働いても役に立たないこと。無益な苦労」という意味。


島村からすると、駒子のしていることが徒労だと言いたいのだろう。


駒子からすると、島村を夢中になれる愛を知らない、ただの金持ちだと言いたいのだろう。


また、葉子は行男のことを想い献身的に看病しながらも、駒子に罪悪感を持ちながら死んでいったように感じる。


島村からすれば、葉子のことも徒労と考えるんだろう。



日本人で初めてノーベル文学賞に輝いた作家、川端康成の「雪国」の世界観を知ることが出来た。