前提や常識を疑うことで今までにない全く新しいアイデアを生み出す思考法
(例)
エレベーターが混雑している時、自分が降りたい階のボタンが押せなくてイライラしたことありませんか。あなたがエレベーター会社の人だとしてこの問題をどう解決しますか?
↓
(答)
乗り込む前に停止階のボタンを押せるようにする。
エレベーターは中に乗ってからボタン押すものだと言う前提を疑う力を持つことです。
飲み会で誰もやりたがらない集金を進んでやる人が自分のカード払いにしてポイントを全部貯めていました。
スーパーのレジで自分のエコバックを最初からカゴの中にセットして直接店員さんに入れてもらっている。
こういった常識にとらわれず自由な発想を可能にする考え方を持つことが大切です。
お金や時間をかけずに目的を達成してしまう考え方がラテラルシンキングです。
これはイギリスのエドワード・デ・ボノ博士が1967年に提唱した考え方です。
⚫︎どんな前提条件にも支配されない自由な思考法
⚫︎発想の枠を広げる思考法
私達が学校で学んできた思考は
↓
ロジカルシンキング(論理的思考)
A→B→Cへと物事を順番に積み上げながら道筋を立てて正解を導いていく思考法
そのため垂直思考とも呼ばれています。
それに対して
↓
ラテラルシンキング(水平思考)は
A→→Cと水平で多角的に見る、視点を広げる思考法
1.あらゆる前提から自由になる
アーチェリーで的に矢を当てるには
ロジカルシンキングなら
↓
試行錯誤しながら徐々に的中率を上げていく
ラテラルシンキングなら
↓
的に矢を当てると言う行為の本質に着目して、もっと的を大きくすれば良い、長いボウガンを使っても良い
✖️そんなのルール違反じゃないか!
このように当たり前だと思われている前提を疑ってみることで新しい発送が生まれてくるのです。
スティーブジョブスが携帯のボタンをなくそうと考えたのもラテラルシンキングです。
2.問題が最短ルートで解決されるためならどんな手段を採用してもオーケー
トラブルが発生して東京から大阪に向かう場合
ロジカルシンキングなら
↓
鉄道で色々と早く行く方法を考える
ラジカルシンキングなら
↓
ヘリで一気に飛ぶ
✖️そんなのお金かかってムリじゃん!
常識にとらわれずに発想することによって近道が見つかります。
「その手があったか!」と最短ルートを探すことができます。
3.お金、時間、手間が節約できる
大阪万博の入場口の混雑問題
ロジカルシンキングなら
↓
警備員を増員する
ゲートを大きくする
入場者を制限するための柵を作る
ラテラルシンキングなら
↓
入場者が走らないようにすれば良いと考える
↓
小さな会場案内図を配りました。それにより走りながらでは文字が小さすぎて読めないので走る人が減りました。
ゲートを大きく作り直すこと無く、ラテラルシンキングで小さな案内図を配り、お金と時間を節約することができました。
なぜラテラルシンキングが必要なの
↓
私たちの学校での勉強はロジカルシンキングでした。答えは1つだけで、考え方にもマニアルやルールがあります。
ロジカルシンキングが染み付いているので答えは複数存在しないと言う考え方が染み付いています。
ラテラルシンキングを鍛えないと正しい答えは1つだけ、後はすべて不正解と言う窮屈な発想になっていきます。
固定概念、先入観、常識、これらにとらわれる事は大変な問題です。
ラテラルシンキングを養うために必要な3つの力
①.疑う力
固定概念を打ち破ること
〇〇であるべき、〇〇になるはず、という常識、先入観、思い込みがそれにあたります。
疑う力を鍛えるには
⚫︎なぜ?
なぜ必要なのか
なぜ不可能なのか
なぜ同じでなければならないのか
なぜ本は紙なのか
なぜ電話にボタンがあるのか
このように色々なものを“なぜ”と考えてみましょう。必ず新しい発想に繋がるはずです。
⚫︎本当?
目の前の情報は本当なのか
疑ってみることも大切です。
⚫︎今はね!
あらゆる物事は時間とともに変化します
今正しくても10年後には誤りかもしれません。
10年前には不可能だったことが今では簡単にできるようになっていることもありますよね。
だから出来ないと決めつけるのではなく「今はね」の発想を持つようにしましょう!
②.抽象化する力
アメリカとロシアが宇宙開発を競っていたころ宇宙ではボールペンが使えないことに気が付きました。
そこでアメリカは無重力でも使えるボールペンを開発し、ロシアは鉛筆を使いました。
物事の本質や機能に注目すること
例えばボールペンは
文字を書く、絵を描く
↓
“書く”という行為をを抽象化すると代用品がみつかります。
鉛筆、シャーペン、万年筆など世の中にすでに存在する別のもので代用できないかと考えてみることは発送を広げる上でかなり効果的です。
抽象化する練習をするといいです。
書くもの
↓
ボールペン、クレヨン、マジック
記録するもの
↓
ノート、スマホ、ボイスレコーダー
このように30個ほど出す練習をしましょう。
③.セレンディピティ
何かを探しているときにそれとは別の価値あるものを偶然見つける力
↓
偶然を偶然として無視しない力
偶然を何かに関連付ける力
例)
アルフレッド・ウェゲナーはあるとき世界地図を見ていて「アフリカの西側と南米の東側がパズルのようにぴったりくっつくんじゃないかなぁ」と気付きました。
ウェゲナーの凄かったところはセレンディピティにより偶然としてそのことを無視しなかったことなんです。
もしかしたらその事は他の人たちも気づいていたかもしれません。しかしウェゲナーは2つの地形が似ていることから「大陸移動の可能性」に気づいたことです。
セレンディピティを磨くためには感性のレーダーを研ぎ澄ませることです
↓
なんにでも驚くこと
当たり前のことにこそ驚く
当たり前のことを驚かないと発想もどんどん貧困になっていきます。
無理やりに驚いて感動していると、脳が騙されて何にでも感動できるようになります。
偶然は日常の出来事の中の一つ一つからすくい取ることができます。
同じような経験をしていても何も感じない人と、何にでも感動して、それを何かに応用できる人になるという差が出るのです。
まとめ
ラテラルシンキングってどんな思考法
↓
どんな前提条件にも支配されない自由な思考法と言うことで発想の枠を広げることができる。
なぜラテラルシンキングが必要
↓
新しいことを始めようとするときの大きな力になる
ラテラルシンキングに必要な3つの力とは
↓
疑う力、抽象化する力、セレンディピティ
「ウミガメのスープ」と検索すると色々なラテラルシンキング(水平思考)のトレーニング方法が出ています。ぜひ一度見てみてください。
