芸術の秋と言うことで美術館のはしごをしました。菊池寛実記念智美術館「生誕100年 藤本能道展」と新国立美術館「カルティエ、時の結晶」です。
最寄り駅は神谷町で、近くにはホテルオークラやアメリカ大使館があります。
実業家、菊池寛実(きくちかんじつ)の三女菊池智(きくちとも)が集めた陶芸コレクションを一般公開している美術館です。
敷地内にある西洋館は大正13年に建てられた菊池寛実邸で登録有形文化財です。
⚫︎生誕100年 藤本能道展
陶芸家の藤本能道(ふじもとよしみち)は東京芸術大学の名誉教授で、重要無形文化財、色絵磁器(いろえじき)保持者です。色絵磁器とは磁器に色絵具で文様を表現する技法です。
2019.8.3〜12.1 観覧料1,000円
館内は撮影禁止です。
最初に昭和天皇の晩餐会で使われた食器から始まります。
藤本能道は鳥の絵が多く、木に止まるカワセミやコノハズクが奥行きのある遠近法で描かれています。
後に釉描加彩(ゆうびょうかさい)という背景をぼやかす技法でより深みのある絵になっていきます。
晩年はだんだん蝶や蛾といった虫の絵が多くなります。
絵はもちろん素晴らしいですが、それ以前に陶磁器のふたがピタリと合う作り方には感銘を受けました。
⚫︎国立新美術館
黒川紀章が設計した最後の美術館です。国立美術館の中で唯一コレクションを持たない美術館です。そのため英語名ではミュージアムでは無くアートセンターと言うそうです。
⚫︎サロン・ド・テ ロンド
国立新美術館の中にあるお洒落な円形のカフェです。映画「君の名は」にも出てきたところです。
⚫︎カルティエ、時の結晶
2019.10.2〜12.16 入場料1600円
無料でイヤホンガイドを貸してくれます。女性スタッフが優しく耳にイヤホンを付けてくれます。
⚫︎序章「時の間」写真撮影不可
ここでは時計製造の奇跡と称されるミステリークロックとプリズムクロックの展示がされています。
ミステリークロックは時計の針が宙に浮いて見える不思議な作りになっています。
⚫︎第1章「色と素材のトランスフォーメーション」
これまで宝石を固定していたシルバーやゴールドにかわりプラチナという素材を使うことでより繊細な作品が作られるようになりました。
ダイヤモンドを際立たせるプラチナ使用のティアラから始まり、フルーツづくしと言われる色鮮やかな宝石を使ったネックレスが並びます。
⚫︎第2章「フォルムとデザイン」
水の流れや煙の渦といった自然界の現象を手掛かりにデザインしているティアラやブローチが並びます。
自動車に踏み潰された腕時計を見たカルティエは歪んだ時計をデザインします。自然界だけで無く偶然の出来事も創造に変えてしまいます。
⚫︎第3章「ユニバーサルな好奇心」
カルティエの好奇心は世界中の文化や文明からも着想を得たそうです。
第3章だけは撮影可能です。
会場内はこんな感じです。
どれを観ても素敵なものばかりです。
動物も多くヘビやワニのデザインがあります。中でもパンテールはフランス語で豹(パンサー)のことで、カルティエの中心的なデザインとして時計にデザインされたそうです。
アーカイブ資料のコーナーには、カルティエの宝石デザイン画がもありました。とても綺麗で繊細に描かれています。美術品の始まりは全て絵のセンスから始まるんだなと感じました。
カルティエのように自然界の動物や植物、自然界の現象や世界中の文化をよく観て感性を磨けたらなと思います。














