英語教育に熱心な親は、
大勢いるでしょう。
グローバルな社会で生きていくには、
英語ぐらいできないと、と考えて、
子どもが小さいうちから
バイリンガルになるための
教育を行なっています。
文部科学省も小学校への
英語の導入を進めています。
たしかにグローバル化によって、
外国人とコミュニケーションする
機会は増えましたが、
コンピュータの翻訳技術もどんどん
向上しています。
最近は、ちょっとした仕事上のメールの
やり取りなら、
グーグル翻訳で事足りるようになりました。
これからの時代を生きていく人たちは、
物事を深く考え、それを言語化する
能力を身につけることが大事です。
その意味では、英語学習ばかりに、
熱心なのは間違っています。
言語化能力とは、解釈力や
説明能力のことであって、
英語を流暢に話す語学力のことでは
ありません。
グローバルな社会に必要なのは、
相手がこいつの話は、
聞く価値があると思えるだけの知性です。
これからの世界で大事なのは、
英語力ではありません。
例えば、コンピュータが翻訳しやすい
論理的な言葉遣いが母国語で
ちゃんとできること、
つまり、母国語の論理的言語能力、
考えを明確に伝える能力が高いことの
方がはるかに重要です。
グローバル企業に行くと、
そこで働いている人は、
世界トップの大学で博士号を持っている
滅茶苦茶頭の良い人たちばかりですが、
英語を母国語とする人だけではありません。
フランス人と中国人とインド人が、
それぞれ強烈に訛りのある英語で
会話しています。
そう言った専門職においては、
語学力で知的レベルを判断されることは、
ほとんどありません。
綺麗なだけの英語を話すことは、
求られていないのです。
語学力ではなくて、
知的レベルを上げる教育を与えないと、
グローバル社会で生きていけません。
