まるでジャパニーズイングリッシュのような最近話題に上っている単語、
「リスキリング」。
カタカナを空目して以来、頭の中ではずっと「リスキング」→riskingに変換され続けていますが、慣れてからもrisk killingやrisky ringを想起させるだけでなかなか慣れません。
せめて、発音がわからない紙面やネットでは、
「リ・スキリング」
「リ スキリング」
「reskilling/re-skilling(リスキリング)」
のように書いて欲しいところです。
では、まずは定義から(Cambridge dictionaryより):
*reskilling - the process of learning new skills so you can do a different job, or of training people to do a different job:
(別の仕事ができるように新しいスキルを習得するプロセス、または別の仕事をするために人を訓練するプロセス。)
日本語では、「学び直し」と訳されています。
例文:
Employees need to “buy into” their own reskilling rather than having it forced upon them.
(従業員は強制されるより自ら賛同してリスキリングを行う必要がある。)
*buy into ~: 「〜を受け入れる;〜に賛同する」
そもそも育児休暇はバケーションではありません。育児ほどの大変な学びをしている人達に学び直せだなんて、傲慢だし、想像力が欠如しているとしか思えません。企業の学習支援すらこの30年で激減しているのに。労働力不足を女性の労働力で解消させようという魂胆が透けて見えます。
女性活躍推進とか次元の異なる少子化対策とか、キラキラネームを作る前に実態を把握したもっと現実的な労働環境の整備から見直してほしいものです。